WaterWatch Network 設立主旨

Water Watch Network は、生命の源である水環境を起点に、幅広く環境保護活動に取り組むNPOです。河川、海洋の汚染、河川開発などの諸問題、環境教育活動、トレックガイドなどなど、国内外、幅広く様々な方とネットワークし、動いていきたいと思っています。-Stern-

Water Watch Networkは、生命の根源である水を中心に、「出羽の国から水を考える」を合い言葉に、環境保護活動に取り組もうと、設立された環境NPO(非営利組織)です。

 今、私たちの回りにある水環境を見回すと、ビニルや、プラスチックゴミ、家庭雑排水、工場廃液による汚染、護岸工事や、ダムによる生態系の破壊、そして最近では、環境ホルモンによる影響も懸念されています。

出羽三山で知られる山形県庄内地方、特に鶴岡市は、月山、朝日連邦のブナ林に降り注いだ雨からなる地下水を上水道として使っています。

Water Watch Networkでは、この良質な地下水源や、河川、海洋の保護活動を様々な形で展開していきたいと考えています。

私たちの地球にある水の97%は海水です。そして、淡水は、約3%にすぎません。そして、この淡水の70%は南極や北極の氷で、地下水や、湖沼、河川水として私たちが使えるのは、全体のわずか0.8%でしかありません。

この淡水資源を特に大切にしなければなりません。

私、草島は、阪神大震災以降、3年間の震災救援活動に参加しましたが、その際、災害時に、いかに自己水源が大切かを思い知らされました。

97年1月のナホトカ号による重油回収作業を通じ、冬の日本海でまざまざと見せつけられたのが、プラスチックゴミの山でした。

また、8年ぐらい前からカヌーで様々な川を旅しているのですが、釧路川や、四万十川などでのカヌーの旅では、とても心が癒され力が沸いてくるのを感じました。水辺が私たちの精神にもたらす力を感じました。

Water Watch Network 、まずは、身近の水をよく見つめる「Watchする」ことからスタートします。

 「Watch」とは見つめる、監視するという意味です。カヌートレック、ビーチクリ-ンアップ、リバーサイドウォーク、水質調査、などを通じ、身近の水を探ります。

また、シンポジウムやフォーラム、サロンを通じて、様々な「気づき」を分かち合いたいと思います。

インターネットなどを通じて、国内、海外の環境NPOとのネットワークを密にし、グローバルな視点と思想をもちたいと考えています。

そして、様々な問題点について、解決のために、ひとつひとつ行動していきたいと思います。

限りある水資源そのもののみならず、それを守り、大地や水と共に生かされる人間の思想を次の世代に手渡すには、今、気づきはじめた私たちが動かなければ何もはじまりません。

次の世代の子供たちのために、

動き出しましょう!

1998.3.14


1999 VISION&First Canoe Trek

--Stern--

Water Watch Network

代表

"Stern" 草島進一

1998/3/14