99.3.14 「どうなる!? 月山ダムの水道料金? 水はおいしいの?」 ゲスト・パネラーの著書一覧、 プロフィール |
その1、保屋野初子(ほやのはつこ) 1957年長野県上田市生まれ。大学卒業後 ゴルフ業界紙を経て「週間現代」「ヴューズ」 「アエラ」などを中心に取材記事多数。 「アエラムック・学問がわかるシリーズの創刊以来 の編集デスクもつとめている。この間、英語、ポルト ガル語を使って東南アジア、プラジルの環境、開発問 題を中心にした海外ルポも多い。昨秋、「全国の水道 行政の問題点や今後、家計を直撃する水道料金のしく みを10年におよぶ取材からあきらかにした 「水道がつぶれかかっている」を出版された。築地書館 税別1500円 「自治体を財政危機に追い込む水道事業。わかりにくい「水道破綻」問題の全体像をはじめて明かにした名著」 目次 第1章 水道がつぶれかかっている。 どんどんあがる料金、開く格差/つぎはぎだらけの「独立採算」/「水資源開発」の主役となった水道/マクロな水の大きなツケ 第2章 多目的ダムと水道 埼玉県・大野ダムの場合 「多目的ダム」の本当の目的/県民の水と取引/水利権に泣く埼玉/ 第3章 特殊法人と水道 長良川河口堰の場合 ダムが終わる時代の河口ダム/かけ捨てられる6百億あまり/ツケは水道料金にのせて 第4章 広域水道と水源開発 山口、小郡広域水道の悲喜劇/柳井広域水道計画の憂鬱/広域水道の死屍累々/広域水道を歴史的に検証すれば 第5章 1兆円で水3トン 神奈川県・宮が瀬ダムと水道 ダム・テーマパークへ/宮が瀬ダムと双子の相模大堰/法廷にやってきたダムと堰 /まおろしの水需要予測の上に/値上げだけが待っている |
その2、鷲見一夫(すみかずお) 1938年愛知県生まれ 新潟大学教授 専門は国際環境法。「ODA 援助の現実」 「三峡ダムと日本」など著書多数。昨年春、 アメリカのNPO,国際河川ネットワークの キャンペーンディレクター、パトリックマッカリー氏 が著した「沈黙の川」を邦訳した。「沈黙の川」は、 世界各地の河川開発・巨大ダム開発の歴史と現状を膨大な資料と調査でまとめた名著。土木工学による、力で川を管理する河川開発思想の破綻を明らかにしている、米国開墾局、世界銀行も絶賛した書。書では、ダム誘発地震などについてもふれている。4800円+税 築地書館 |
共著:ダム推進国で、大規模ダム建設を展開してきたた米国はなぜダム開発をやめたのか、公共事業チェックを実現する議員の会編の快著。ちなみに、私は、この議員達をひきつれて、アメリカ行きをコーディネートした、米国NPOのリチャード・フォレストの文章がすきだ。 1500円+税 築地書館 |
長年にわたって、ODAの問題についてとりくんできた鷲見先生。中国のジャーナリスト、ダイチン女史(97年ゴールドマン賞受賞者)が、命がけで書いた「三峡ダム」の邦訳でも知られるが、その巨大なダムと日本の関係を書いた名著。「中国の大河を600Kに渡ってせきとめる三峡ダム建設。このメガプロジェクトをめぐる日本と世界のハイドロ・マフィアの実態を究明。○三峡ダム開発の問題点-住民移住、堆砂、ダムの安全性、歴史、文化遺産の保護、資金問題を詳細に検証○巨大ダム開発の世紀終焉を予感させるレポート。3200円+税 築地書館 |
これらの本は、すべて会場にて販売します。また、WaterWatchNetworkでも販売します。お気軽にお問い合わせを。