私たちは忘れない〜追悼・姜徳景ハルモニ〜
制作・ビデオ塾/1997年/16分
韓国「ナヌムの家」の中心メンバーだった元日本軍「慰安婦」、姜徳景(カンドッキョン)さんの生前の生活を描いたドキュメンタリー。「責任者を処罰せよ」という訴えと絵画作品の数々、日本人に向けた最後のメッセージも記録している。
ひとつの史実〜海南島「慰安婦」の証言〜
取材・構成:符祝慧/1998年/14分
中国・海南島には、67ヵ所の日本軍慰安所が確認されている。陵水の山奥に暮らす卓亜扁さんは、14歳で日本軍「慰安婦」にされ、今も心身に残る深い傷と苦しみを訴える。
ビルマに消えた慰安婦たち
──1997年5月〜1998年9月現地調査の記録
取材・構成:森川万智子/1999年/22分
日本軍によって、1942年3月から45年初頭まで全土を支配されたビルマ。あまり知られていないビルマの日本軍「慰安婦」と慰安所の実態を、韓国人被害者の文玉珠さんの証言、残留日本兵や元日本軍通訳、地元の人々などの聞き取りと、発掘した資料から明らかにした。14カ月にわたる現地調査の報告である。
大娘(ダーニャン)たちの記憶
──中国・山西省第7次聞き取り調査報告
制作・ビデオ塾/1999年/21分
日中戦争最大の激戦地・山西省盂県では、日本軍の虐殺と「無人区」作戦のもと、多数の女性たちが拉致・強かんされた。日本政府を相手に裁判を起こしたダーニャン(おばあさん)たちへの聞き取りと現地報告。
中国・武漢に生きる元朝鮮人「慰安婦」河床淑の証言
取材・構成:須田馨・瀬山紀子/2000年/10分
16歳の時、韓国から武漢へ連れてこられ「慰安婦」にさせられた河床淑(ハサンスク)さん。そこは積慶里という日本軍管理の大規模な慰安所街だった。現存する慰安所跡を撮影し、今も武漢に暮らしながら、祖国に一度は帰りたいと願う河さんにその思いを聞いた。
マレーシアの元「慰安婦」ロザリンの証言
取材・制作:徳永理彩/2000年/9分
マレーシアで初めて「慰安婦」にさせられた、と実名で名乗りをあげたペナン島のロザリン・ソウさんが、約3年間の慰安所でのつらい生活を語ります。ロザリンさんはこの間に、日本兵の子どもを身ごもってしまい、出産しました。
ビルマの日本軍「慰安婦」1997年―2000年現地調査の記録
取材・構成:森川万智子/1999年/22分
証言者は中国の広東と香港から連行され首都ラングーンに残留する被害者2人、韓国大邸から連行され祖国に戻ることの出来た故文玉珠(ムン・オクチュ)さん。日本人残留兵をふくむ日本軍関係者が、ビルマ人被害者についても証言する。当時をリアルに語る慰安所の映像も多数登場する。
写真に記録された「慰安婦」
──朝鮮民主主義人民共和国 朴永心の証言
取材・構成:青野恵美子/2000年/20分
4人の朝鮮人「慰安婦」が中国で捕虜になった瞬間が、米軍によって撮影されていました。その中の一人が、南京からビルマの慰安所を転々とさせられた朴永心(パク・ヨンシム)さんです。戦場や収容所で一緒だった元日本兵の証言と共に、60年前の朴さんの体験をたどります。