取材・構成 ビデオ塾/2002年/33分
2001年12月4日、オランダのハーグで、女性国際戦犯法廷の最終判決が言い渡されました。昭和天皇をはじめとする日本軍の指導者10人と日本国政府に、有罪判決がくだったのです。
アジア各国の女性たちに甚大な被害を与えた日本軍性奴隷制は、戦争犯罪として歴史的な裁きを受けました。
このビデオは、ハーグ法廷に集まったアジア各地の被害女性の訴えや、各国検事団のプレゼンテーションの模様を伝え、朗読された最終判決の重要部分をコンパクトにまとめたものです。
245ページに及ぶ判決文が、裁判官から被害女性ひとりひとりに手渡されたとき、ある人は輝くような笑顔を浮かべ、ある人は判決文を高く掲げて勝利の声をあげ、またある人は裁判官や各国検事団を一人ずつ抱きしめて回りました。ビデオの最後には、4人の裁判官や首席検事、法律顧問たちから日本へのメッセージも入っています。ハーグ最終判決の感動をわかちあってください。