毎日新聞のコラムに学ぶ

『憂楽帳』の虚報を考える会

Last Update:99/4/9


 
 6月13日シンポジウムの報告(準備中) 
ここをクリックして下さい。

 

 

 

目次


 毎日新聞社は、私たちの申し入れに対して、4月末日までに回答し、その後、紙面においてなんらかの表明を行うことを約束してくれました。
そして、文書による回答の後に、5月8日づけ夕刊に、毎日新聞社学芸部長の奥武則氏の署名原稿が掲載されました。これが、現在までの毎日新聞社としての回答であると理解しています。この記事を掲載しましたので、ご意見などがあれば、当会 med-eth@jca.ax.apc.org までお寄せ下さい。

 なお、毎日新聞の記事のホームページへの掲載に関しては、同社の著作権管理部門に申請し、記事1点について、5,000円(プラス消費税)を支払って掲載しています。
 週刊金曜日の記事(著作権者は、当会のメンバーであるカン・ヘジョン氏)については、同誌の了承によって、無料で掲載しています。


毎日新聞に事実無根の記事が掲載された(出来事のあらまし)

 1998年2月4日、毎日新聞夕刊の人気コラム『憂楽帳』に「ナヌムの家」と題された《基本資料(1)》のような記事が載りました。
 ここに書かれた「感動的な出来事」をどのようにご覧になるでしょうか。
 そしてそれらがすべてウソだとしたら、どう思われますか?

 事実、「ナヌムの家」上映関係者の抗議によって、毎日新聞は翌2月5日、その記事の内容に間違いがあった旨、『訂正』記事《基本資料(2)》を掲載しました。
 これを読まれて、本当はどうだったのか、おわかりになりますか?

 実はその『訂正』は、訂正であるどころか、最初のウソにさらにウソを上塗りしたとしか言いようのないものでした。最初の記事にも『訂正』にも、事実は一かけらもなかったのです。すべてが作り話でした。

 いったいなぜこんなことが起こったのか。しかも三流ジャーナリズムではない、日ごろから「従軍慰安婦」問題などでは優れた報道をしてきた毎日新聞が、なぜこともあろうにこんな捏造記事を書いたのか。

 この事態にショックを受けた毎日新聞の読者、メディアに関心を持つ人たち、それに「従軍慰安婦」問題に注目している人たちなどが集まって、急遽『「憂楽帳」の虚報を考える会』を結成しました。この事件をきちんと検証し、捏造記事が産み出された原因を追及し、マスメディアの倫理を問うていこう、というのがその目的です。

 その、私たち『「憂楽帳」の虚報を考える会』は去る4月16日、毎日新聞社を訪問して『申入書』を手渡しました。それに対する回答もすでに届き、私たちとしてはその内容をきちんと評価した上で、運動として次のステップに踏み込むべきだと考えています。これについては追ってお知らせする予定です。
 どうかこの問題に関心を持っていただき、ぜひ皆さんの知恵と力を貸していただきますようお願い申しあげます。

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基本資料

  1. 1998年2月4日夕刊『憂楽帳』虚報コラム
  2. 1998年2月5日夕刊『訂正』記事
  3. 『週刊金曜日』(1998年3月20日(No.211)
    虚報問題の経緯などを報じたものです。出来事のあらましをお知りになりたい方は、まずこれをお読み下さい。
  4. 1998年5月8日夕刊「ナヌムの家」に生きる元従軍慰安婦たち----「憂楽帳」とその「訂正」をめぐって

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毎日新聞社への申入書

 私達は、毎日新聞社に、コラム「憂楽帳」虚報についての事実経過を明確にし、事実を事実としてあらためて報道し、検証することを要求しています。
 この申入書は、1998年4月16日に毎日新聞社を訪問して、手渡しました。

<賛同者を求めます>

 引き続き、申入書の趣旨に賛同し、私たちといっしょに毎日新聞社への抗議と事実究明を要求してくださる方を募っています。
 賛同者については一定数が集まり次第、毎日新聞社に提出し、その声を届けていくようにしたいと思っています。

 なお、毎日新聞社側に提出する場合は、電話(FAX)番号、電子メールアドレスは省略し、またホームページ上では、ご住所、電話(FAX)番号、電子メールアドレスは公表しません。
 その他の公表形式に関しては、賛同者にその都度確認いたします。

賛同署名とメッセージ

署名して下さる方、毎日新聞社に一言伝えたい方はここをクリックして下さい。


「憂楽帳」の虚報を考える会
med-eth@jca.ax.apc.org
fax:03-5684-0484
カンパ大歓迎
郵便振替口座:00140-5-39007
口座名:虚報を考える会



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