Last Update:99/4/9
毎日新聞社は、私たちの申し入れに対して、4月末日までに回答し、その後、紙面においてなんらかの表明を行うことを約束してくれました。
なお、毎日新聞の記事のホームページへの掲載に関しては、同社の著作権管理部門に申請し、記事1点について、5,000円(プラス消費税)を支払って掲載しています。
そして、文書による回答の後に、5月8日づけ夕刊に、毎日新聞社学芸部長の奥武則氏の署名原稿が掲載されました。これが、現在までの毎日新聞社としての回答であると理解しています。この記事を掲載しましたので、ご意見などがあれば、当会 med-eth@jca.ax.apc.org までお寄せ下さい。
週刊金曜日の記事(著作権者は、当会のメンバーであるカン・ヘジョン氏)については、同誌の了承によって、無料で掲載しています。
事実、「ナヌムの家」上映関係者の抗議によって、毎日新聞は翌2月5日、その記事の内容に間違いがあった旨、『訂正』記事《基本資料(2)》を掲載しました。
これを読まれて、本当はどうだったのか、おわかりになりますか?
実はその『訂正』は、訂正であるどころか、最初のウソにさらにウソを上塗りしたとしか言いようのないものでした。最初の記事にも『訂正』にも、事実は一かけらもなかったのです。すべてが作り話でした。
いったいなぜこんなことが起こったのか。しかも三流ジャーナリズムではない、日ごろから「従軍慰安婦」問題などでは優れた報道をしてきた毎日新聞が、なぜこともあろうにこんな捏造記事を書いたのか。
この事態にショックを受けた毎日新聞の読者、メディアに関心を持つ人たち、それに「従軍慰安婦」問題に注目している人たちなどが集まって、急遽『「憂楽帳」の虚報を考える会』を結成しました。この事件をきちんと検証し、捏造記事が産み出された原因を追及し、マスメディアの倫理を問うていこう、というのがその目的です。
その、私たち『「憂楽帳」の虚報を考える会』は去る4月16日、毎日新聞社を訪問して『申入書』を手渡しました。それに対する回答もすでに届き、私たちとしてはその内容をきちんと評価した上で、運動として次のステップに踏み込むべきだと考えています。これについては追ってお知らせする予定です。
どうかこの問題に関心を持っていただき、ぜひ皆さんの知恵と力を貸していただきますようお願い申しあげます。
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なお、毎日新聞社側に提出する場合は、電話(FAX)番号、電子メールアドレスは省略し、またホームページ上では、ご住所、電話(FAX)番号、電子メールアドレスは公表しません。
その他の公表形式に関しては、賛同者にその都度確認いたします。