洗剤の原料となる「ヤシの油」は下の2種類のヤシから搾油されます。
- ヤシ油・・・炭素鎖の短いラウリン酸を多く含む(50%以上)。このラウリン酸は合成洗剤の原料に適している。またセッケンを作る際に、セッケンの溶解性・起泡性を向上させるために他の油脂と混合して使用される。
- パーム油・・・主にパルミチン酸(約45%)、オレイン酸(約40%)を含む。これは牛脂・豚脂の組成に近く、近年セッケンの原料として多用されている。
- パーム核油・・・組成的にはヤシ油に似ている。
さて、このようなヤシ類の油脂から製造された洗剤は本当に手や地球にやさしいのでしょうか? 調べてみました。