<やっと電磁波過敏症であることがわかりました>

 12年ほど前に15万4千ボルト送電線の横(5階建てマンションの4階)に6年間住んでおりましてそこに住みはじめて4ヶ月程経ちました頃より様々な症状がではじめました。
 強い倦怠感、38℃前後の熱、頭痛、胸痛、動悸、吐き気、などがあり、はじめは風邪だと思っていたのですが半年経っても依然症状が続きどうやら風邪ではないらしいということで様々な病院を転々といたしました。それは症状はあっても病名はつかなかったからです。
 今では明らかにその原因が高圧線のみならず電気カーペットや電磁調理器、エアコン、電子オルガン、オーディオに囲まれた生活をしていたことにあったのではと思っております。

 その頃、仕事やプライベートは楽しく充実しており強いストレスを感じる要因も見当りませんでした。しかし症状は更に辛くなるばかりでしたが、ある病院で足の付け根のリンパ線が少し腫れていると言われた以外様々な病院での検査結果に異常はなく、果たして心理的、精神的なものなのか、自分の気の持ちようなのかと重い身体に鞭打って無い気を振り絞りながら仕事や活動をしておりました。
 その間食欲は結構旺盛だったにも拘わらず体重は減り、微熱と倦怠感が続いたこともあってか常に目の下にはクマができていました。
 一時、ツベルクリン反応検査で強陽性がでまして結核ではないかとの疑いもでてきたのですがその後の入院検査で結核ではないことが判り(体調の悪い時には結核でなくとも陽性反応の出ることがあるそうです)また振り出し(?)に戻りました。
 病院の先生がそこまでしなくともと言われた髄液検査も頼み込んでしていただきましたがやはり結果は異常なし。

 とうとう身体の症状は回復しないまま会社を退社し、その高圧線鉄塔横のマンションから引越ししたのですが、引越した先ではしばらくの間、洗髪の度には目立って髪の毛がかなりの量抜けておりました。
 数年後、私と同じような症状を訴える方のお宅にうかがいまして、窓の外にそびえたつ送電線の鉄塔を見たときはじめて”これだったのか”という思い、というより確信を持つに至りました。
 いま思えば持病の椎間板ヘルニアがでる度のレントゲン撮影、歯の治療にも長くかかっており(10本はメッキがかぶっています)年に2回あります会社の健康診断など併せますとエックス線もかなりの量をあびていたように思います。また、金属アレルギーでもあります。

 当時、病名も原因も不明で治療法が分からなかったこと、症状が誰にも分かってもらえないこと、元気にみられることが症状に加えてつらいことでしたが、ここ最近慢性疲労症候群や電磁波過敏症といった症状があると知り、これらの症状は自分だけではなかったのだということや電磁波に原因があるかもしれないということで、それが分かっただけでもかなり精神的には楽になりました。

 現在では症状もかなり落ち着きましたが、このところ顔面の発疹が半年以上続いており化粧品や食べ物のせいだとしばらく気をつけていたのですが、電磁波に詳しいという病院で診察していただきましたところパソコンが原因ではとのことでした。仕事もあって一日12時間以上操作していました。それ以外では車の助手席に乗っている時や電磁波に関係するか分かりませんがスーパーにいると具合が悪くなることが度々あります。

 今後以上のような症状に対して高圧線の近くに住まないようにすることや電磁波を発生すると思われるものの使用をできるだけ控えるということは必要だと思いますが、同時にこれらの症状がでてしまった場合にはどのような対処、治療法があるのかこちらで勉強させていただければと思いますし皆様のご意見、ご体験なども伺えたらと思います。


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