電磁波問題市民研究会では、2002年8月18日に、地元の人に案内されて、長野県塩尻市の高圧送電線を取材しました。
日本では、電力として、50ヘルツが主に東日本で使用され、60ヘルツが西日本で使われています。
その両方の接点にあたるのが、今回取材した場所であり、<50ヘルツと60ヘルツの50万ボルト送電線>が混在しています。また、両方の電気を<相互に融通する施設>もあります。そのために、電磁波環境は厳しいと想定されます。この場所に到る<中部電力の電力系統>を示します。
現地の様子は聞きしにまさるものでした。<雲を突くような送電線および鉄塔>には圧倒されました。また、<使われているガイシ>の大きさには驚かされました。さらに、電磁波の強さはすさまじく、持参した簡易測定器の指針は、<20ミリガウスを超え>ました。
薄暗くなってから、直下に蛍光灯を立てたところ、ぼぉ〜と、光を放つのが何とも不気味でした。
取材した人達すべては、何らかの不快感を訴えました。その人の中には電磁波過敏症の人がいましたが、帰宅後に寝込んでしまったほどなのです。
高圧送電線の恐ろしさを実感した取材でした。