メンタルヘルスよもやま話

報告者:電磁波問題市民研究会・事務局長

 社団法人共済組合連盟が発行する、『共済新報』という月刊誌があります。国家公務員共済組合の関係誌です。その4月号に、『メンタルヘルスよもやま話』と題して、一人の医師が「ケータイ基地局始末記」を書かれています。その医師は、その昔、月刊誌『文藝春秋』の巻頭言で、「ノーベル文学賞作家川端康成は電気毛布を愛用していたため、その電磁波が原因でうつになり自殺した」と書いた著名な人です。
 その人が携帯電話基地局に関心をもったのは、2013年3月に、近所に携帯電話基地局を設置するという、お知らせパンフが自宅に舞い込んできたことがきっかけです。
 その人が述べていることは、「私は電磁波によって自分の健康状態が悪くなったことを経験している」、「また何人かの患者を診察したこともある」です。「因果関係は直接的には証明できにくいが、電磁波が健康に悪い影響を与えることがについて、疑わしきは罰するというか、なるべく遠ざかるべきだと思っている」とも述べています。
 その医師は、当会の古くからの会員です。80歳代の方ですが、今でも、週のうち何日も診察されています。電話でお話しましたが、気持ちが若く、批判精神も旺盛な方です。
 共済新報には3回シリーズで執筆される予定であり、今後の展開が楽しみです。
 『共済新報4月号』を読みたい方は、社団法人共済組合連盟(電話03−3261−0073)まで連絡を。


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