<海外情報>

ミッキー・マウスは携帯電話のCMに使わせません

−携帯電話の健康不安が払拭されていないのでイメ−ジダウンするから−

マイクロウェ-ブニュ-ス2000年11・12月号より
(抄訳・TOKAI)

 ウォルト・ディズニ−社は、携帯電話とのコマ−シャルキャラクタ−ライセンス契約を破棄することにした。
 11月22日、ディズニ−社は「お客様の幸福や健康がなにより大切」とする新しい方針を会社の方針としていくことを明らかにし、「携帯電話が健康リスクがないとするはっきりとした証拠が示されるまで」ミッキ−・マウスを携帯電話のコマ−シャルキャラクタ−として登場させないことにした、と発表した。

 ディズニ−社は『ABCニュ−ス』が「携帯電話と子ども」の特集を全米で放映する前日にこの記者会見を行った。(ちなみに米国テレビ局会社ABCのオ−ナ−はディズニ−社である)

 英国オッスフォ−ド大学のコリン・ブレイクモア博士はABCテレビに対し、「携帯電話を子どもに売るのにミッキ−・マウスを使うのは無責任だ」と言っていたし、オ−ストラリアや米国でもこうしたコマ−シャルに対し論争が起こっていた。ブレイクモア博士はイギリス「スチュア−ト委員会」のメンバ−だった人だ。(スチュア−ト委員会は昨年5月、子どもはケ−タイを使うべきでないしケ−タイ会社も子どもに売るべきでないとの勧告を出した)
 ミルウォ−キ−州のウィスコンシン医科大ジョン・モ−ルダ−博士(しばしば業界のコンサルタントもする)は、ABCテレビに「ケ−タイの子どもへのリスクを示す証拠はない」と語った。


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