<海外情報>
ドイツ外務大臣の搭乗機が携帯電話の電磁波で事故寸前
マイクロウェ-ブニュ-ス2000年11・12月号より
(抄訳・TOKAI)
ベルリンのテ−ゲル空港に着陸しようとした飛行機を妨害したのは携帯電話から発信された乱雑電磁波(干渉)のせいかもしれないとパイロットは見ている。この飛行機には、ドイツの外相ヨシカ・フィッシャ−(Joschka Fisher)が搭乗していた。
ドイツの新聞記事によれば、その飛行機エアバスA310の着陸装置がおかしくなったのは最後の着陸態勢に入った段階だった。
有視界飛行が難しい状態だったので、パイロットは地上から5百メ−トルの高さで降下を止めた。
2回目の着陸態勢では装置に異常はなかったのでそのまま機は着陸した。
乗客を降ろした後、機体のナビゲ−ションシステムをチェックしたがどこにも問題はなかった。そのためその機はベルリンからケルンの機体基地に戻された。
ベルリーナー・モルゲンポスト(Berliner Morgenpost)<訳注:ドイツの新聞>の9月20日付けは「携帯電話からの飛行機の自動操縦への妨害の多くは、フライトの始まりに短く起こる。そのため乗務員は乗客にすべての電子機器の電源を切るよう指示している。」と報じている。
一方、航空機を管制しているドイツ空軍は、携帯電話が原因で着陸に支障が起きたという“証拠はない”という。
航空会社ルフトワッフェ(Luftwaffe)のスポ−クスマンは「原因究明は徹底的に行ったが、なにが原因かは特定できなかった」と語った。
米国や英国では搭乗口を通過したら民間航空機では機内での携帯電話使用は制限される。
<事務局注>ドイツでは、着陸時に携帯電話が使用出来るのでしょうか?ところで、どこの軍隊でも犯罪的態度をとりますね。
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