<海外情報>
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欧州委員会
2011年11月16,17日

欧州委員会・電磁界と健康に関する国際科学会議の人選にNGOが抗議

 2011年11月16、17日に、ベルギーのブリュッセルで、欧州委員会は電磁界と健康に関する国際科学会議を開催しました。電磁波による健康影響の恐れについて、新たな科学的証拠を定期的に検討するための会議です。しかし、会議の人選がかたよっている等として、各国のNGO団体が会場の外でデモを行いました。
 同会議において、いくつかの鍵となる結論は以下の通りです。(http://ec.europa.eu/dgs/health_consumer/dyna/enews/enews.cfm?al_id=1198)

 これに対し、ベルギー、フランス、オランダ、イタリアなど各国の6団体による、欧州電磁波汚染反対運動(European Electrosmog Protest)は、高周波電磁波の有害性を証明した科学者が会議に招待されていないと抗議。1000人以上の大学教授と医師が署名したフライブルク宣言から、慢性病患者数の増加は無責任な「安全基準」政策の結果であるとの文を引用したうえで、以下の5項目について要求しました。(http://electromagnetichealth.org/electromagnetic-health-blog/activist-protest-brussels/)
  1. バイオイニシアティブ報告が示した0.6V/mの規制値
  2. 子どもたちや高齢者がいる学校、病院、教会などに、携帯電話、デジタルコードレスフォンのないホワイトゾーンを設ける
  3. スウェーデンのように、電磁波過敏症を障害として認知する
  4. 第4世代携帯電話、LTE、ワイマックスの基地局やアンテナを設置しない
  5. 無線によるスマートメーターを設置しない
     同グループは、この抗議を支持する者として、9名の教授や博士の名前、3名の議員の名前、20のNGOの名前などを挙げています。


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