全国の地下鉄で携帯電話が使用出来る予定

 全国の地下鉄では多くの路線で、今年中にインターネットが使えるようになる予定だ。地下鉄事業者は、車内での通話を自粛するよう乗客に呼びかけてきたので、駅の間で携帯電話を使えることに積極的ではなかったが、ソフトバンクモバイルの孫正義社長が、2011年1月に、携帯電話のアンテナ工事を許可してほしいとツイッターで訴え、都営地下鉄を運営する東京都の猪瀬直樹副知事が、会社に着く前にメールのチェックができると応じた。対策工事は、携帯各社などでつくる、移動通信基盤整備協会が進める。事業費は全国で数百億円程度とみられ、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの4社で分担する。  各地では以下のような計画が考えられている。東京メトロでは、2012年3月に南北線の一部を実施し、2012年年中に全路線。東京都営では、2012年3月に新宿線の一部、2012年中に大江戸線の一部を除く全路線。大阪市営では、3月に御堂筋線と中央線の一部、その後全路線に拡大。名古屋市営では、2012年3月に東山線の一部、その後全路線に拡大。札幌市営では、東西線と東豊線で対応済みで、南北線は2012年度中に。福岡市営では、全路線で対応済み。横浜、神戸、京都、仙台各市営地下鉄も順次対応予定。  関連の記事は、朝日新聞2012年1月21日版に掲載されている。


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