<海外情報>
オタワサン
2010年10月18日
カナダ・オンタリオ州の南部にあるミ−フォ−ド町のセント・ビンセント・ユ−フラシア小学校で、学校内のWi-Fi(無線LAN)を禁止することを、親たちが投票で決めました。このきっかけは、小学校でWi-Fiが設置されてから、何人かの児童が気分が悪くなったからです。
学校評議会のメンバ−であるアンドリュ−・ク−パ−さんは、次のように語りました。
「Wi-Fiのリスクをきちんと知った後に、親たちは子どもたちの健康を守るために、Wi-Fi用コンピュ−タのプラグを抜きました。これは、カナダ全国のすべての学校評議会が、この問題にどうすべきかを示す行為です。」
しかしながら、カナダ保健省は次のように主張しています。
「Wi-Fiが健康に害があるとする証拠は無く、危険なものだとも考えていない。Wi-Fiは、政府が設定した基準値よりはるかに低いレベルでしかない。」
Wi-Fiは、携帯電話の次に普及している無線技術です。カナダでは、全国の学校、事務所、コ−ヒ−ショップ、住宅、その他の多くの場所で、広く使われています。そのためカナダ保健省は、Wi-Fiは健康問題をリンクしないと言っています。