2010年10月20日から、鹿児島県奄美大島で発生した記録的な豪雨は、島に大きな打撃を与えました。死者3名で、最大1366世帯2822人に避難指示や勧告が出ました。鹿児島県がまとめた被害総額は約123億円ですが、その中で注目すべきなのは、携帯電話基地局への影響です。
調査結果によると、電波停止状態になったのは、NTTドコモが18局、au(KDDI)が8局、ソフトバンクが5局でした。携帯電話は災害時に必要といった俗論が聞かれますが、携帯電話は災害に弱いことを、この豪雨が実証した形になりました。
基地局倒壊等の情報はつかめませんが、長時間にわたって全島の被害状況が把握状態が継続したと行政当局が発表しているので、相当な被害が出ていたのではないかと推測されます。