携帯電話から発射される電磁波は、ＳＡＲ値で強弱が示されます。ＳＡＲとは「Specific Absorption Rate」の略で、熱吸収比の意味です。海外先進国の多くは、携帯電話販売時にＳＡＲをわかりやすく表示したり、使用説明書に表示するように、奨励されたり義務付けられています。しかし、日本では全く行なわれていません。ロシア放射線防護委員会は、「携帯電話の使用時間は３分以内、インタ−バルは１５分」と、きめ細かな勧告を行なっています。ドイツやフランスでは、携帯電話の販売する場合は、イヤホ−ンやヘッドセットと一緒でなければ、売ってはならないとされています。使用／不使用は自己責任ですが、このように使用者の健康への配慮が、日本では皆無です。せめて、ＳＡＲの小さい機種を選んで使いましょう。