熊本県玉名市でソフトバンク基地局を阻止する
熊本県玉名市でソフトバンク基地局建設の問題が起きましたが、当会と連絡取り合って運動をした結果、基地局建設計画は中止になりました。その経過報告が住民から届きましたので、以下に紹介します。
＜１日目＞
嫁さんから、ソフトバンクが基地局を建設したいって電気屋さんが来たよ、と報告がありました。場所を聞くと、家の裏庭のずっと奥とのこと。仕事が忙しかったこともあり、５日間程そのままにしていた。その間、基地局について調べたら、「ちょっと待てよ、これはひょっとしたら怪しいぞ」となりました。
＜４日目＞
資料を準備し、電気屋さんに会うことにし、その前にお隣に話をしておこうと伺いました。そこで、電気屋から健康に問題ないと聞いていたので承諾したとの事。でも、私の話を聞いてびっくりし、反対することを賛同してくれました。そこで、その場で地主さんに電話をして頂き、面会のアポを取ってもらいました。私は地主さんと面識がなかったからです。だが残念なことに、地主さんは留守のため、とりあえず、奥さんに伝言のみ伝えました。
＜５日目＞
電気屋さんが来訪！こちらの思いを、丁寧に確実に伝えました。ソフトバンクでは、基地局高さの２倍の範囲で建設の許可を受けることが、社内内規で必要との事で、我が家の承諾が得られなくても、その範囲外なので問題なく建設できると、電気屋さんは発言されました。まあもっともだなと思い、その時は、地主さんにお願いに行きますと返答し、話し合いは終了しました。お隣さんから地主さんに連絡をとってもらい、明日面会の約束を頂きました。そして、多分明日に、ソフトバンクから連絡が来ると思うけど、契約がまだだったら、面会の夜まで契約は保留にしてくださいとお願いしました。
＜６日目＞
地主さんと面会しました。ソフトバンクが午前中に地主さん宅を訪問すると聞き、緊張したが、結果的には、地主さんは断ったとの事です。やはり、地主さんにも、ソフトバンクは健康被害のことは一切触れずに話を進めてきているとの事です。地主さんに基地局の問題点を説明したら、用意してきた資料を見せることなく、地主さんには契約しないと決めていただき、スピ−ド解決となりました。
（取り組んでの感想）
結果的には、基地局建設地が家の近くであったことが幸いしたような感じです。逆に、家から遠ければ、わからない内に基地局が建ってしまったと思います。最初は、嫁さんが「もっと離れて建設できないのですか？」と聞いたようなのですが、「ここでないとだめなんです！！」とかなり強く言ってきたそうです。我が家から３ｍですよ！！ありえません。地主さんの土地はかなり広いのにです。まったくラッキ−でした。後になって他の３軒に報告したら、健康被害のことは全く知らなかったと言ってました。私の一番のセリフは「わずかながらの健康被害の可能性があるならば、親として全力でそれを取り除かねばならないんです！！！」と訴えたことです。
［会報第５５号インデックスページに戻る］