<海外情報>

Alalam.ir
2007年9月10日
(抄訳:TOKAI)

オランダ研究者が携帯電話は脳に影響すると発表

□『神経学国際ジャ−ナル』9月号に掲載
 携帯電話を長期間使用した場合の研究結果が、International Journal of Neuroscience 9月号に掲載された。この研究は、オランダの独立研究者グル−プであるナイメ−ヘン市 Radbout 大学と脳医学診断クリニックの科学者グル−プによる研究だ。個人における、脳調査と応用科学脳機能調査を扱った研究だ。
 携帯電話で通話すると、800メガヘルツから1990メガヘルツ(マイクロ波としては中程度の周波数)の高周波が、携帯電話のアンテナから発信される。

□携帯電話周波数は健康に影響する周波数
 研究によると、この周波数帯のマイクロ波は健康に大きな影響を及ぼすことがわかったとしている。
 米国で売られているすべての機種の携帯電話を調べ、携帯電話から出るマイクロ波がどの位脳に浸透するかを測定した。
 アンテナと頭部の距離によるが、携帯電話から発射される電磁波の20%〜80%が脳に当たる。マイクロ波は脳内の1インチから1.5インチ(2.5〜3.8センチメートル)に吸収浸透する。
 研究では、携帯電話を良く使う百人とまったく使わない百人とたまにしか使わない百人の3グル−プを比較した。
「よく使う人」とは、何回もかける人と数年間使っている人である。
 今回の研究に従事した研究者によると、「よく使う人は脳活動が鈍る現象が起こるが、これはアルツハイマ−病患者の脳で起こる現象に似ている」という。
 しかし、中心的研究者のマ−ティジン・アンズは「アルツハイマ−病患者の脳活動は著しく鈍いものだ。携帯使用者の脳活動が鈍いといっても“正常”の範囲である」と語った。


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