<海外情報>
TAIPEI・TIMES
2007年6月22日
(抄訳:TOKAI)
台湾では、台南市アンナン地区の住民で、がんの発症リスクが高いのは、携帯電話中継基地局のせいだと台湾の環境市民団体が主張した。
台湾環境保護連盟(TEPU)は、台南市にある携帯基地局から200メートル以内で2003年の基地局建設以降、20人ががんになったとする調査を発表した。
200メートル以内の住民数は1000人であり、 20人中5人が白血病(子供も含む)にかかっていることも発表された。
病気が発症した家の場所の高周波量は、最大で7000マイクロW/m2と計測された。台湾政府の基準値は900000マイクロW/m2で、台湾政府当局は基準値より低いと言っている。
これに対し市民団体・台湾環境保護連盟は「国の基準値は甘すぎる。中国本土では、台湾より10倍厳しい100000マイクロW/m2だ」と批判している。