□閑静な住宅街に鉄塔
千葉県佐倉市(巨人元監督・長島の出身地)の小学校体育館で2006年10月22日、電磁波講演会が開かれた。
周辺は閑静な住宅地だが、小学校からも近い場所に、周辺住民に説明会も開かずに、ボーダーフォンが40メートルの基地局鉄塔を建設した。
小学校の保護者を中心に不安の声があがり、PTA主催で講演会が開かれた。参加者は約90名で、住民たちの関心の高さを示した。
□こんなに強引なやり方がいつまで続くのか
日本中どこでもそうだが、携帯会社は周辺住民に知らせず、我がもの顔で基地局を建設しまくっている。台湾では、住民の反対運動で、これまでに9百基も基地局計画は中止に追いやられている。それから比較すれば、日本の住民たちはおとなしすぎる。
こんなに強引なやり方がまかり通るのは、日本の法制度に不備があるからだ。ずさんな取り決めさえクリアすれば、携帯会社の意向で、どこにでも基地局が建設できるのである。