<海外情報>
独立メディアセンタ−のホ−ムペ−ジより
2004年8月4日
(翻訳:TOKAI)
□第3世代ネットワ−クは安全性が不確かだ
オ−ストラリア緑の党の下院議員で、党のスポ−クスパ−スンであるシルビア・ヘイル(Sylvia Hale)は「政府が出資しているテルストラ(Telstra)社が問題の多い第3世代(3G)ネットワ−クのためにハッチソン・テレコミュニケ−ションに参加するのは好ましくない」と批判した。
第3世代とは携帯電話で映像まで生で送信する技術システムだが、安全性テストは不十分だし危険性の高い技術だ、とヘイルは述べた。そして公的な調査や議会の承認もなく、シドニ−を中心にオ−ストラリア中に公的施設にまでアンテナを建てようとしている。そのため今、各地で第3世代中継基地局反対運動が起きている。
□1.5q毎にアンテナ建つ
しかも、第3世代携帯電話は従来型より周波数が高いため、中継塔も1.5q毎に建てなければ通信機能が成立しない。従来の第2世代(2G)携帯電話は5q毎の中継塔でよかった。
つまりすでにシドニ−市内にある何千もの中継塔(タワ−)に加えて、たくさんの第3世代中継塔が建てられることを意味するのだ。
□それだけ電磁波を浴びるのだ
そんなにたくさん中継塔が建てられるということは、それだけ多くの住民があらゆる方向から電磁波を24時間照射されるということだ。
電磁波(とりわけ高周波)の健康影響についての包括的研究はまだない。その一方でがんや不妊や免疫障害と関係しているという研究事例がいくつかある。
□緑の党は当面、第3世代実施反対を要求
オ−ストライア緑の党はこうしたことから、もっと研究が必要だし、研究がなされるまでは当面第3世代ネットワ−クづくりを止めるよう政府に要求する。
緑の党は、第3世代に反対する住民たちのために役立つ資料をつくった。必要な人はシルビア・ヘイルの事務所にあるので活用するように。