香川県観音寺市で鉄塔建設強行に住民反発

ドコモが事前説明不十分なまま40m携帯鉄塔建設したことに住民は怒っている

□『青春デンデケデケ』の舞台となった
 観音寺市は愛媛県の西部にあり愛媛県に近い。人口4万4千人。冷凍食品メ−カ−「カト吉」の本社があり、大林宣彦監督の映画『青春デンデケデケ』の舞台となった市である。
 こののどかな市の港近くにある瀬戸町は一戸建が並ぶ整備された住宅地だ。そこに今年3月下旬、住民にほとんど事前説明がなく40mのドコモの携帯鉄塔が建った。驚いた住民たちはいろいろ動いた末、6月6日に当研究会から講師を呼んで学習会を開いた。学習会には67名が参加した。

□目の前に鉄塔建ったのにあいさつもない
 学習会の前に住民がら事情を聞いた。鉄塔が目の前に建った家の人は「ドコモは周辺住民に事前にあいさつに回った、というが回ったのはほんの数軒だ。実際私の所には来なかった。」「しかも鉄塔工事とは言わず“ちょっとした工事”とウソまでついた。」と語っていた。
 携帯会社のやり方は全国どこでもエゲツない。これではおとなしい人でも怒るのは当たり前だ。
 学習会の段階ではまだアンテナから電磁波は発射されていない。住民たちはなんとか発射させず撤去までがんばろうと大きな看板を町内に建てた。
 次ぺ−ジのように新聞にも大きく取り上げられ住民たちはがんばっている。


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