<河北新報2004年5月20日より>
NTTドコモ東北は2004年5月19日に、福島県いわき市鹿島町に建設済みの携帯電話基地局の運用を断念し、鉄塔を撤去する方針を決めた。同社は「テレビの受信に障害が出る可能性があり解決策を提案したが、一部住民の理解を得られなかった」と説明している。基地局は2000年に完成したが、直後から「電磁波の影響が心配だ」などとする一部住民が反対運動を展開。鉄塔の撤去を求めていた。同社が基地局の運用を断念するのは初めて。
<電磁波問題市民研究会のコメント>
建設が完成した基地局鉄塔が撤去されるのは、日本では4番目のケ−スです。「鉄塔が建ったらもうダメだ」などとあきらめることはありません。ねばり強く運動すれば好結果が生まれる可能があるのです。