<海外情報>

EUpolitix.com 2004年3月18日
(翻訳:TOKAI)

欧州議会は労働者の電磁波被曝規制法を支持

□2004年3月18日に法案が委員会で可決
 欧州議会雇用委員会は、3月18日、電磁波を多量に被曝する労働に従事する労働者を保護する新しい法律を賛成20、反対1、棄権2で可決した。
 レーダー操作や金属加工労働、あるいはアンテナ設置修理業務や盗難防止装置の近くで座っている会計係、など電磁波を被曝する可能性の高い職場で働く労働者を保護するのがこの法律の目的だ。
 一定レベル以上の電磁波を被曝する労働者は、医学健康検査等を受ける権利をこの法律で持てるようになる。
 WHO(世界保健機関)やICNIRP(非電離放射線防護委員会)によって集められた科学的データに基づけば、電磁波を過度に被曝するおそれのある職場で働く労働者は健康に大きな影響結果が出るとされている。
 ちなみに一定レベルの電磁波を被曝すると、医療スタッフしか発見できないような小さな内出血を引き起こすという。
 今後は3月末に欧州議会の総会でこの法案は採決に付される。そこで欧州議会の手続きは終了し、後は各国承認へと移る。


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