auが「2006年まで建設せず」と回答

仙台市泉区の中継基地局反対住民に対して文書で回答

□町内会の9割の世帯が反対
 宮城県仙台市泉区住吉台西三丁目町内会では住吉台団地(一戸建て団地)及び隣接地へのau(KDDI)の携帯電話中継基地局建設に反対し取り組んでいます。
 2003年12月7日に当会から講師を呼んで学習会を行い、今年1月16日に開かれた町内会役員会で町内会住民の意識調査を行なったところ町内会全83世帯の9割以上にあたる76世帯(257名)の反対署名が集まりました。

□KDDIから文書回答来る
 こうした住民の取り組みの結果2004年1月に、KDDI・仙台エンジニアリングセンタ−長からの文書回答が来ました。
 その内容は「アンケ−ト調査で町内の方々の基地局不要、建設反対の意見があったことを当社としても厳粛に受け止めまして再検討をしておりました。その結果、2006年のWHO答申を待ち、再度皆様への説明をおこない判断したいとのことから、今回の当該地での建設は見合わせることとしました。」というものです。

□住民側は警戒体制解かず取り組む
 とりあえず、2006年までは建設計画は凍結となりましたが、KDDIが建設を断念した訳ではないので、町内会では引き続き監視していくことを決めました。

<電磁波問題市民研究会のコメント>
住民側からすれば、「断念」ではないので満足できる回答ではありませんが、「2006年のWHO答申まで待つ」という内容は注目すべきものです。すべての携帯会社は当面WHOの環境健康基準が決まるまで、基地局建設を停止すべきです。


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