□地主の了解で事たれりとする卑劣さ
3月7日に「めいきん生協・春日井環境グル−プ」主催の環境問題学習会が愛知県春日井市押沢公園の集会所で開かれました。ここでは、東海ドコモの携帯電話中継基地局鉄塔に反対して、住民が闘っていまする地域であり、学習会では具体的な討議が行われました。
ここでも、地主と土地の賃貸契約をまず結び、しかるのちにほんの一部の住民だけに「説明会」と称するものを行い、建設しようというものでした。これに気付いた住民有志が立ち上がり、1月31日に開かせた説明会には、113名の住民が参加し、当然その場では、ドコモのやり方は問題だとの批判が多く出されました。
□なぜ、説明責任を果たさないのか
日本中どこもかしこも同じパタ−ンですが、携帯会社は周辺住民に事前の十分な説明をせず建設を強行しようとします。
「国の基準に沿っています」というのが彼らの決まり文句ですが、景観問題ひとつとってもニョキっと目障りな建造物を作るのですから周辺住民に説明するのは民主主義のイロハです。ましてや電磁波を巡ってWHOでも新しい環境健康基準づくりに着手していることからわかるように、電磁波の安全性は保障されていないのです。
国民が知らないことをいいことに、いまのうちにドンドン建設してしまおう、というのが携帯会社の思惑でしょうが、まったく浅ましい根性です。