<海外情報>
(抄訳 TOKAI)
マイクロウェ-ブ・ニュ-ス2002年1〜2月号より
ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)はこのほど「極低周波電磁波(EMF)は小児白血病のリスク要因となりえる」と結論を出した。ICNIRPの疫学小委員会委員長はアンダ−ス・ア−ルボム(スウェ−デンカロリンスカ研究所)で、彼は昨年夏からIARC・EMF委員会に「EMFをヒトへの発がん可能性あり(2B)に分類するよう」要求していたメタアナリスト(特定の問題についていくつかの別々の調査を統計的に分析する研究者)のリ−ダ−だったことから今回の結論は予想されたことだ。ア−ルボム委員会にはエリザベス・カ−ディス(IARC)、マ−サ・リネット(NCI)、デイビッド・サビッツ、アンソニ−・スワ−ドゥロ−が入っているが、小児白血病リスクは4ミリガウスで2倍とし、大人のがん(とりわけ脳腫瘍と白血病)の証拠は弱いとした。