◎自分の家の隣に鉄塔が建つ
「家の敷地のすぐ隣にJ−フォンが携帯中継鉄塔が建つ予定」と知らされ、高知市内のTさん夫妻は反対の声を上げましたが近所の人たちの反応はいま一つ盛り上がりませんでした。そこでTさん夫妻は思い切って4月15日(日)、電磁波問題市民研究会から講師を呼んで地元学習会を開きました。
◎学習会で状況変わりそう
不安な気持で学習会を開きましたが、参加した30名の住民の反応はよく、下記のような手紙が事務局に届きました。反対運動などいままでしたことがなかった人の心情がよく手紙に表現されています。
◎真実が知らされないニッポン
今後高知の取り組みがどうなるかは予断を許しませんが、状況に変化は出てきました。これはあまりにも電磁波の実態が知らされていないから学習会が効果をもつことを示しているのです。
電磁波問題市民研究会御中
2001年4月16日
T.H.(高知市在住)
高知市での学習会講師派遣へのお礼
昨日(4月15日)の私たちの地域での学習会は、本当にありがとうございました。そしてその後の後始末に追われ、お見送りもできず大変失礼しました。
今日、町内を歩いていましたら、私を追ってきてまで礼を言われた方がおりました。「きのうの電磁波学習会は良かった。もっと多くの住民に聞いてほしかったね。講師の人の話もわかりやすく、普通なら眠たくなるもんでぇ。Tさんも大変やったねぇ。本当にえいことに気付かせてもらった。」と、何度も礼を言われました。私はびっくりしました。私はこの前まで町内の中をビクビクしながら歩いていたし、とにかく電磁波の話題をするのが一番いやだった。普通の住民でいたかった。……なのに、今日は“生協購入”で集まっても向こうから電磁波の話題をしにくるのです。次回また集まってほしい、と伝えても誰もが私のことを不思議な目で見ないのです。「うん、わかった!!」と目はギラギラです。私の家にまで自分の住所を伝えに来る人もいました。たった一日でこんなに違うものなのでしょうか……。
本当に昨日の学習会の力はすごいんだ、とつくづく感じた一日でした。
「住民の会」は出来あがると思います。そして、いまからはいろんな意見が出てくると思います。主人と二人だけでやってきたようにはいかないと思います。でも進むしかありません。これが自分たちが望んだ道ですから。子どもを守る方法は他にはない、そう思って自分を奮い起こしています。
人に伝えるのも、文を書くのも下手ですみません。
遠くからきていだだいて本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。