燈 No.2 1999.2.6発行
-
50/60ヘルツの電磁波とDNAの切断が関連づけられた(マイクロウェーブニュース1998年11-12月号)この効果はインド、スウェーデン、アメリカの4つの研究室で報告され、一貫性のある統計学的に有力な証拠されている。ある2つの実験では、75ミリガウスと100ミリガウスの磁場で、DNAの損傷が観察された。この効果は累積的に出現し、あるケースでは1ヶ月照射後に明らかとなった。
-
電磁波の賠償請求は保険業界全体を脅かし得る(マイクロウェーブニュース1997年7-8月号)スイスの大手の保険会社は「電磁波問題は保険業界にとって、一般に考えられている以上に、危険で脅威的である」と述べており、電磁波訴訟は保険業界の存在を脅かす規模の損害賠償を要求されるかもしれないと主張している。このリポートは"http://www.swissre.com/reinsurance/earlierpublic.html"で見ることが出来る。
-
神経退化病の研究に重点をおく電力研究所(マイクロウェーブニュース1998年9-10月号)アメリカの電力研究所は、電磁波と神経退化的疾病との関連の研究に出費をする見通しで、この目的のためにワークショップを開催した。筋萎縮性側索硬化症とアルツハイマーの研究で有名な神経学者が「これは良いスタートだ」と述べた。
-
携帯電話用電磁波の目への被曝を制限へ(マイクロウェーブニュース1998年9-10月号)1991年より、カナダは高周波の目への被曝を制限していたが、軍事用携帯無線機や携帯電話を除外していた。今回、この除外を無くすことをカナダ連邦保健庁が要求した。しかし、業界は根強い反対をしている。
-
キューズ博士による目の高周波被曝実験(マイクロウェーブニュース1998年9-10月号)前記のカナダ連邦保健庁の要求はこの実験結果に基づいている。この研究では、パルス照射では、2.6W/Kgで目の変化が生じ、しかも緑内障の薬を併用すると0.26W/Kgにもなった。連続照射では5.3W/Kgであった。しかし、資金不足のために同博士の研究所は閉鎖される予定である。
-
カナダ王立協会が高周波の健康リスクを見直す(マイクロウェーブニュース1998年9-10月号)この協会では、潜在的な健康リスクを評価するために専門委員会を設立し、携帯電話とその基地局に焦点があてられる。この設立には市民団体の働きが大きい。
-
携帯電話が脳腫瘍を増加するかどうかの疫学調査を実行すべき(マイクロウェーブニュース1998年9-10月号)この結論は、1998年9月にフランスのリヨンの国際ガン研究センター本部での会合で得られた。この会合に参加した科学者達は、各国の予備調査の結果を検討し、その影響がどんなに小さくとも、使用時間や使用人口が十分に達していると結論した。
-
日本における高周波被曝低減のための特許(マイクロウェーブニュース1996年11-12月号)一つは日立が取得し、アンテナをマウスピースに置くもの。もう一つは三菱が取得し、耳に当てるところをシールド材で被覆したもの。(注:いずれも「削減」であって、完全な防護ではありません。)
-
電磁波問題市民研究会第2回学習会のお知らせ 1999年3月26日。東京都新宿区立消費生活センター。参加費は1000円(ニュースレター購読者は無料)
[インデックスページに戻る]