ガウス・アクションニュース第2号1998.9.10発行
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科学技術庁「生活環境中の健康影響評価と安全対策に関する調査」について。科学技術庁は1998年度科学技術振興調整費270億円のうち、3年間に、年間2〜3億円の予算で、電磁波の健康への影響を調査するための研究を行うかどうかの検討を始めた。委員の中には当会に参加している市民運動者が一人加わっている。
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官・産・学・民で「慎重なる回避へ」ヨーテボリ大学客員教授:里深文彦(サイアス、1998.8.21号21ページ) 電磁波による小児ガン増加のおそれを指摘したスウェーデンで、各界が積極的な対策を講じようとしている。キーワードは「慎重なる回避」。
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ガウス・アクションニュース第1号の訂正(1ページ) 国立環境研究所(NIH)−>国立衛生研究所(NIH)
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ロシアの電磁波観測:[モスクワ市条例を中心として](1998.9.23 京都大学工学部:荻野晃也) この規制値でも私(荻野晃也)は高すぎると思っているので、良いものだとは思わないのだが、それにしても「国によってどうしてこんなに差があるのか」「規制値が本当に科学的なものになっているのだろうか」と思いながら読んで頂きたい。
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携帯電話基地局の電磁波で乳牛の健康悪化か?(マイクロウェーブニュース1998年7−8月号より) このニュースはデジタル携帯電話の基地局からの電磁波が、生物に悪影響を及ぼしている可能性を究明するきっかけとなった。
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デジタル式携帯電話の電磁波が血圧上昇をもたらす(マイクロウェーブニュース1998年7−8月号より) フライブルグ大学のシュテファン・ブラウネ博士とドイチェ・テレコムとの共同研究。
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携帯電話問題に関する、英国の報道と日本の報道との比較 英国の報道各社は高血圧症から流産までの全てに対し、しばしばセンセーショナルな見出しをつけて携帯電話および移動電話事業者を責め立てた。日本では大きく報道されたことはほとんどなく、記者クラブ発表が掲載される。
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高周波電磁場に関する各紙の記事抜粋 マイクロウェーブニュース1998年7−8月号。赤旗1998年8月30日。朝日新聞1998年9月9日、15日、29日。読売新聞1998年8月14日、9月29日。日経産業新聞1998年7月30日、9月8日。
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国連・世界保健機関(WHO)「環境保健規準69」1998年7月20日更新:概要 電力会社が電磁波の安全を説明するときに常々使用されるが、このレポートのどこにそのことが示されているのであろうか。多くの研究の必要性が示されているだけである。
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元凶「化学物質と電磁波」から守れ。子供の視力が急低下!(林真奈美)(週刊読売9月21日号) 北里大学(眼科)石川哲名誉教授「農薬などに含まれる化学物質や電磁波など、環境問題が大きく影響している」。日本体育大学(学校体育)正木健雄教授「これら(テレビやテレビゲーム)が発する電磁波が悪いと見られています。(テレビなど)スイッチを切っても電磁波は出ていますから、うちでは寝る前に電源を抜いています」
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子供の数種類の家電製品の使用が、白血病のリスク増加と結びつけられるものだった(エピデミオロジー1998年5月号) アメリカ国立ガン研究所の新しい疫学研究より。
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健康リスクはどの程度の大きさなのか(マイクロウェーブニュース1998年7/8月号) アメリカ国立環境科学研究所の委員会報告1998.6.24。電磁波は人間にとって発ガン物質である可能性がある。
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変電所の隣を理由に固定資産税を58%減免命令(マイクロウェーブニュース1997年3/4月号) アメリカ人弁護士ランディ・アーストの主張「ここで必要なのは、公衆の認識が不動産の市場価格に影響する事を示すことが出来れば良いのだ」
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フランス人達は職場の電磁波と免疫や神経系統の病気を関連づけた(マイクロウェーブニュース1998年7/8月号) トランスの上でフルタイムで働いていた2人は、両者共に白血球の低下が見られたが、やめると直ぐに平常値に戻った。
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「100万ボルト超高圧送電線下共有地・地権者の会」資料より 東京電力によれば、来年の予想ピーク電力量と現状の3回線の送電容量がぴったり同じとして、緊急性を訴えている。しかし、地権者の一人が算出によれば、余力が有ることが示された。ところが、東京電力側は資料を示さずに批判している。
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電磁波とメラトニンの関連を確定する試み(マイクロウェーブニュース1997年3/4月号) パソコン等のディスプレイを使った労働は、日中のメラトニンの値を下げるようだ。この実験の被験者の半数は電磁波過敏症を報告しているが、他の被験者との間にホルモンのレベルに違いは見いだされ無かった。
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60ヘルツで12ミリガウスの磁場がガンの抑制効果を阻害する(マイクロウェーブニュース1998年7/8月号) この効果は、アメリカのワシントン州リッチランドのバトル・パシフィック・ノースウェスト研究所の研究チームが発見した。しかし、全ての乳ガン細胞におきたのではない。
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