靖国キャンドル行動2006
戦後61年の夏。任期満了を控える小泉純一郎首相は、アジア太平洋戦争で被害を与えたアジアの人々の気持ちを逆なでするように靖国神社参拝を強行しようとしています。靖国神社に反対の姿勢を見せると「遺族の気持ちを考えないのか」という声もありますが、遺族は、本当に愛する人が靖国神社に祀られることを望んでいるのでしょうか?
戦時中、「靖国に祀られることは名誉」と喧伝されてきました。20歳にもならない息子が、結婚してまもない夫が、戦争で死に、骨さえ戻ってこない。それなのに悲しむことも嘆くことも許されなかった遺族たち。人間にとっての真に私的な哀しみや弔いさえ、否定されてきたのです。「死んでまで魂を奪わないで欲しい」という遺族の哀しみ、植民地にされた韓国や台湾の遺族の「魂を、名前を返せ」という訴えに、私たちは共感します。
アジア諸国に償いようのない被害を与えた日本の侵略戦争の責任を曖昧にし、国のために死ねる若者を育成するため、戦死者を「英霊」と称える靖国神社の欺瞞的体質に、私たちは「No!」をつきつけたいと思います。また、靖国神社に公的な存在である日本の総理大臣が参拝することにも、断固として「No!」の意志を表します。
国家による慰めを拒否する遺族たちの気持ちに、そして戦争で殺されたすべての人の哀しみと、正義の実現を見ないままに亡くなられた「慰安婦」被害者に思いを馳せ、8月の暑い夏の夜、力強い大きな「NO!」を、女性たちの手で作りませんか。
呼びかけ:「慰安婦」問題行動ネットワーク
「YASUKUNI NO!」人文字行動に、あなたも参加してください!
「慰安婦」問題行動ネットワークは、8月9日に亡くなった被害者の声を聞けとちょうちんデモを行い、8月11日から15日まで「平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動」に参加します。
14日の夜に明治公園で行われる「YASUKUNI NO!!」の人文字キャンドル行動では
多くの女性たちで「NO」の部分を作りたいと思います。ぜひご参加ください!
8月14日(月) PM 7:15〜
明治公園にてスタート!