映画「在日朝鮮人『慰安婦』宋神道のたたかい オレの心は負けてない」は、日本軍『慰安婦』被害者の宋神道さんが、在日朝鮮人の被害者でただ一人、日本政府に対して謝罪と保障を要求して起こした裁判闘争を記録したドキュメンタリー映画です。裁判は2003年に敗訴が確定してしまいました。身を切られるような思いで行った彼女の訴えを、日本の裁判所は時間の壁を理由に切り捨てました。この映画には、そうした裁判所や、今なお責任逃れを続ける日本政府への怒りはもちろん、二度と戦争を繰り返してはならない、そのために自分は事実を伝えるんだという宋さんの強い思い、自らの被害を口にしなければならない苦しみ、そして裁判を闘う中で支える会の人々との間にはぐくまれた思いがぎゅっと詰まっています。時には涙し、時にはすべてを笑いに変え、闘い続けてきた宋さんの魅力が思いっきり詰まった映画です。 私も参加した東京での上映会では、会場に集まった500人を超える人たちが、宋さんの言葉に、大いに泣き、大いに笑い、時にはスクリーンの中であることも忘れて、宋さんに拍手喝采を送りました。映画を見た誰もが、大きなパワーをもらうことのできる映画です。 ぜひ、この映画を一人でも多くの方に見てもらいたいと思い、大阪でも上映会を準備してきました。お忙しいとは思いますが、どうぞ足をお運び下さい。
(アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局 S・I)
|