緊急署名[英語]:イラクで拉致された人権活動家の解放にご協力を!

 イラクのバグダッドで、様々な人道支援活動に奔走していた人道援助団体「クリスチャン・ピースメーカー・チームズ」(CPT)の欧米人職員4人が拉致されました。犯人グループが、米軍・イラク軍に拘束されているすべての人々を釈放しなければ4人を殺害すると警告しています。アルジャジーラによれば、釈放の期限は今月8日とされています。

 米の反戦団体「トラップロック平和センター」のチャールズ・ジェンクスさんが反劣化ウラン情報「du-watch」に、彼らの解放を求めるオンライン署名(petition)のサイトに協力して欲しいと投稿しています。昨年日本の活動家たちが拘束されたときには、国内だけでなく世界中の人々が声を上げて協力してくれました。今回の事件で少しでも何かできないかと考えていたところです。翻訳ができていませんが、一刻も事を急ぐので、取り急ぎ原文(アラビア語・英語)のまま以下に紹介しますので、賛同できる方はご協力をお願いします。また、知人・友人の皆さんに紹介くださるようお願いします。

緊急アピール:イラクの友人を解放してください。
(「An Urgent Appeal: Please Release Our Friends in Iraq」)
http://www.petitionspot.com/petitions/freethecpt


<参考記事>
益岡賢さん、いけだよしこさんの「Falluja, April 2004 ブログ」に、「CPTメンバー拉致の件」として、詳しい情報があります。 http://teanotwar.blogtribe.org/entry-6e917400015cd360d8996778ccd48c5f.html



(仮訳)
緊急アピール:イラクにいる私たちの友人を解放してください。
An Urgent Appeal: Please Release Our Friends in Iraq

 「クリスチャン・ピースメーカー・チームズ(CPT)」の4人のメンバーが先週11月26日土曜日にイラクのバグダッドで拉致されました。彼らはスパイではありません。また、彼らはいかなる政府のためにも働いていません。彼らは、戦争と戦うことに生命をかけている人たちで、イラクへの侵略と占領に明白に公然と反対した人たちです。彼らは信仰を持つ人々です。しかし彼らは宣教師ではありません。彼らは、イスラム教の信仰と、イラク人の自決権に対して深い敬意を持っています。

 CPTは、米国の侵略に反対するために2002年の10月にはじめてイラクに入りました。彼らはまたイラクの人々と連帯して占領の期間にわたってイラクに残りました。このグループは、米国が運営する刑務所や収容所に拘留されたイラク人が直面している恐怖の多くを世界に警告する上で非常に貴重でした。主流メディアが物語を報じるはるか前に、アブ・グレイブ刑務所で起こった拷問を記録した最初のグループの一つがCPTでした。そのメンバーは、米国の手で受けた虐待と拷問についてのイラク人のインタビューに数え切れない時間を費やし、この情報を世界中に流しました。

 イラクで捕らえられている4人のCPTメンバーの各々は、戦争と占領の暗黒と悲惨さへの抵抗のために生活を差し出しました。彼らは、安全な自国内から戦争に反対するだけでは十分ではないと確信し、外国の占領が作り出す不信の風潮が彼らをスパイまたは宣教師と誤って見なすかも知れないことをわかりながら、イラクへ行くという困難な決定を下しました。彼らは、不正義に対する証人となり、文化間、信仰間に違う種類の関わり合いを具体的に作るという単純な目的を持ってイラクに行きました。CPTのメンバーは不名誉な「グリーンゾーン」の外の普通の地域の中で、イラクの人たちの間で生活する危険を喜んで受け入れました。彼らはイラクの人々の好意を信じ、その恩恵を受けて、武器や武装ガードからの保護を求めませんでした。イラク人からの親切やもてなしの行為は無数で、CPTメンバーに安全と気持ちよさを保証しました。私たちは、心が現在の状況に打ち勝つだろうと信じています。

 私たちは、これらの活動家たちを捕まえている人たちに、彼らが証人と平和構築者としての重要な仕事を継続できるように彼らを無事に解放するように訴えます。