政府は、91年の金学順さんの名乗り出からでも実に17年にもわたって放置し、日本軍「慰安婦」被害者たちの尊厳を踏みにじってきました。彼女らは、悲劇を二度と繰り返してはならないという強い思いで、日本政府が歴史的事実を認め、公式謝罪し、そして国家賠償を行うことを求めてきました。被害者は高齢化し、次々と亡くなっています。解決の一歩を、彼女たちが生きているうちに踏み出さねばなりません。そのため、9月半ばに開会される臨時国会では、解決にむけた法律制定を実現するため、「慰安婦」問題を中心議題の一つとするよう働きかける必要があります。 昨年7月の米下院での決議を皮切りに、オランダ、カナダ、EU議会で問題解決を求める決議があがりました。またとりわけ関西では、「慰安婦」問題の解決を求めて行われた「6.21つながるコンサート」や「8.10関西フォーラム」が大成功をおさめ、運動は近年にない盛り上がりを見せています。集会では、映画「オレの心は負けてない」制作や韓国ソウル「戦争と女性の人権 博物館建設」運動に中心的に関わってこられた梁澄子さんのお話を聞き、また各地から様々な取り組みの報告などをしながら、今後の運動について検討したいと思います。 なお、この集会では、イラク戦争と海外派兵に反対する運動を進めてきたわたしたち署名事務局が、反戦平和と生存権擁護を打ち出した新しいグループ“リブ・イン・ピース☆9+25”に衣替えを行う提起も行います。是非ご参加下さい。一緒に今後の運動を作っていきましょう。
(チラシPDFファイル 20KB)
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