12/7午前、参院本会議でPKO(国連平和維持活動)協力法の改悪案が、自民、公明、保守の与党3党と民主党などの賛成多数で可決され成立しました。私たちはこれに断固抗議します。国連平和維持軍(PKF)の本体業務に参加し自衛隊員の武器使用の制約を事実上取っ払うこの重要な法案がまともな審議も行われずにあっさり可決されました。しかも、マスコミも取り上げないという異常事態です。すでに、「テロ特措法」「基本計画」に基づいて、戦時下の米軍への物資補給が行われています。さらに「有事立法」が日程に上り始めました。とどまることを知りません。
米軍支援は、アフガン民衆への無差別殺戮、虐殺をあおること!
アフガニスタンでは、米が2ヶ月にわたって、連日の激しい空爆と無差別殺戮、国際法違反の捕虜大量虐殺等ありとあらゆる残虐行為を行ってきました。今でもジャララバードとトラボラ地区には激しい空爆、殺戮作戦が続いています。食料略奪がアフガン全土で起こり、飢餓は続いています。さらに米は、イラク、ソマリア、スーダンそして北朝鮮などへの新たな戦争拡大と戦争挑発を画策し始めました。米の「報復戦争」はなし崩し的に「戦争目的」を拡大し、度はずれのエスカレートの道を踏み出そうとしています
アフガンを破壊する米軍への物資の補給と、破壊し尽くした後の「アフガン復興」へのPKO派遣−−戦争放棄を謳う日本国憲法を持つ国がやることではありません。
12.8は太平洋戦争開戦60周年の日 過ちを繰り返すな!
12.8は、真珠湾攻撃からちょうど60周年にあたります。戦後この日は、「不戦の日」として、韓国・朝鮮、中国、アジアへの侵略戦争と植民地支配を反省し二度と再び侵略と海外派兵を行わない誓いを新たにしてきました。過ちを二度と繰り返してはなりません。「報復戦争」反対、参戦反対の声を一層強めましょう。 (2001.12.7)
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