大阪扇町公園での統一集会(3/23) 「ブッシュ君・死に神君」が登場、背中には星条旗(左)。
3月23日12:00より「イラク攻撃ストップ!劣化ウラン戦争を許すな!3.23大阪集会」を署名事務局の主催で開催しました。集会には120人を超える市民が参加し、戦争を止めるために何が出来るのか熱心な討論をしました。 集会の場で署名事務局は、新たな署名『アメリカの対イラク戦争と日本の加担・有事法制に反対する緊急署名』を提起しました。アメリカの無法な戦争の即時停止と、劣化ウラン使用に反対し、またこの戦争を支持し協力の方途を探っている小泉政権に対する批判と抗議を強化することを提起しました。 集会は2月2日東京から始まった「戦争を止めよう!平和を運ぼう!全国リレー行動」の一環として行われました。東京、札幌、埼玉、大分、沖縄と受け継がれてきたリレー行動が紹介され、戦争が始まってしまった今、「戦争を止めよう!」が、一層深い意味を持つようになったことが報告されました。赤と黒のリボン運動の呼びかけが行われました。この集会では、リレーメッセージ「争」の文字への寄せ書きに加え、「忠犬小泉」と「不自由の女神」(ブッシュ)への寄せ書きを集め、リレーグッズとして送ることにしました。 集会では、ビデオ『悪の枢軸とは誰のことか−−劣化ウラン弾とイラクの子どもたち』『東京から広島へ ASIAN SPARK3.2人文字バスツアー』の上映をした後、イラク戦争を巡る情勢を事務局から提起、空爆の被害がかなり拡大していると思われること、「衝撃と畏怖」作戦の開始が伝えられているが、まだ本格的に始まっているとはいえないこと、本格的な作戦が始まり、また地上戦と市街戦が開始されれば大虐殺が起こること、なんとしても止めねばならないことが呼びかけられました。また、対戦車の劣化ウランが使われているのは間違いないこと、空爆の精密誘導弾でも使用されている可能性が高いことが報告されました。その暴露と批判が必要となっています。 会場からは、インド洋に派遣されたイージス艦をはじめ日本の果たしている役割などについて質問が集中し、一体どうすれば日本の戦争加担をやめさせられるのかと、真剣な意見が出され議論が行われました。 圧巻はASIAN SPARKの代表松田卓也さんと事務局長の湯川伸也さんの話です。二人は、戦争が始まってしまいナイーブになってしまう今こそ一歩でも前に進むことが大切だと集会参加者を励ましました。終始陽気で前向きで、新しい人たちを運動へと参加させ拡大していくためにいろいろな企画を考え、@長崎から広島へキャンドルを持ってのサイクリング「ピースキャンドルスパーク」と「百人の花」、A8/5の世界劣化ウラン会議と子ども会議などを提起しました。松田さんは「前を向いて進もう」と元気なアピール。湯川さんはイラク訪問について紹介し、彼が接したイラク人がみんな陽気で明るく親切だったと語りました。そこからは、空爆が開始されたことへの悲しみと、彼らに爆弾の雨を降らせているアメリカが許せないと言う気持ちが伝わってきました。二人は、戦争反対のために特に劣化ウランの危険性を訴えることの重要性を強調しました。 事務局からは@新しい署名の提起、抗議ハガキ行動の提起、AUMRCカンパの報告B広島行動、タウンウォークなどの報告をしました。 集会は、「反戦・平和の集会に参加したのは初めて」、「ホームページを見て来た」という人も多く、「『反戦』いうだけではなく反対の理由や、対置するものが必要」など、率直な意見が次々と出ました。後の統一行動への参加の関係で討論のための十分な時間が取れなかったのが残念です。 統一行動に合流 集会後、扇町公園で行われた「Stop the War on Iraq 国際統一行動 in 大阪 part W」の集会とデモに合流しました。「しないさせない!戦争協力」関西ネットワークと大阪平和人権センターの共同呼びかけとなり、多くの市民団体も合流したこともあり、労組と市民が参加して8000人規模の集会となりました。多くの市民や団体が集会の演壇に立ち、ブッシュの侵略と小泉政権の支持に対する短いながら強い抗議を行いました。 私たち署名事務局の周りにも多くの市民が加わって頂き150名の隊列でデモ行進しました。いつもの「あかん あかん」コールに加え、「戦犯ブッシュ、戦犯小泉、恥を知れー、恥を知れー」と新しいコールが加わって、侵略戦争と空爆への強い怒りをアピールしました。ASIAN SPARKの二人はデモ隊の前列で、ハイロウズの「アメリカ魂」などでパフォーマンスをしてくれました。終結点の大阪市役所前でも、そのエンターテイナーぶりを発揮し、運動を励ましてくれました。 多くの市民の悲しみと怒りが結集し、ASIAN SPARKの二人からは、やさしさとエネルギーをもらった一日でした。
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