2月23日(土)24日(日)
アフガニスタン写真・パネル展

延べ200人が来場
「かわいそうで、はやくせんそうなんか
やめてほしいです。」

(参加した8歳の小学生の男の子の感想より)


 2月23日、24日の両日、事務局主催で堺市市立文化会館にてアフガニスタン写真・パネル展を行い、延べ200人の方が来場され、熱心に写真・パネルを見学されました。また、下は8歳から上は80歳までの非常に幅広い年代に渡る50名もの方が、写真展の感想などを書いたアンケートに協力していただきました。
 今回の写真展は前回の12月15、16日の写真・パネル展にその後の「ブッシュの戦争拡大」の状況をよりリアルに知ってもらおうと、新たに、「アフガニスタンでの捕虜虐待」「アフガニスタンの現在の惨状――飢餓、凍死、大量難民の発生、子供の人身売買等々」「フィリピンへの米の新たな戦争拡大」「デッチ上げられた不審船事件」「欧米での反戦運動の現状」、そして「イスラエルのパレスチナへの侵略とその中で今も続けられている子供たちのインティファーダ」の写真・パネルを追加しました。
 来場された方の多くは、近くの駅前やスーパー前で配ったチラシを見てこられた方がほとんどでした。参加された方の最も印象に残ったのは、やはり「被害に合ったアフガニスタンの子供たち」の写真でした。特に、太平洋戦争の惨状を実体験で知っておられる「戦争世代」の方にとっては、自分の実体験とアフガニスタンの子供たちの実情が重なりあって、「早く戦争を止めて欲しい」の切実な願いが沸き起こったようです。(詳しくはアンケートの感想参照)
 更に、写真展の感想を書きながら「アフガニスタンでは1万6千人もの人が死んだのですね。」と、何度もやるせなさそうにつぶやいた女性の方。今度読書会で中村哲氏の本を取り上げるので、その時の参考資料が欲しいと何度も来場され、「署名運動ニュースNo5,No4」を読書会人数分持って帰られた女性の方。ビラまきをしているとわざわざ寄ってこられ、「写真展見たよ。あの子供たちを見てたら涙が出てきたわ。絶対戦争止めなくちゃ。」と声をかけて下さった方。等々。来場された方に多くのインパクトを与えたようです。
 また、アンケートにもある様に、多くの方は、今の報道は片寄っており、真実を隠していると感じられたようです。私達の「戦争の真実の姿」を伝えようとする活動の重要性が改めて思い知らされました。
 そして、当日、うれしいことにさっそく、「PEACE・ACTION in 南河内」の方より写真・パネルを貸して欲しいとの申し出がありました。今後も私達の写真・パネルをどしどし貸し出しできればと思っています。



アンケートの感想
感想は年齢順に並べています。(年齢が書いてなかった感想は最後に載せています)

(1) パネル展の感想、アメリカのアフガニスタンへの戦争とその被害、イスラエルのパレスチナへの侵略等についての意見

● かわいそうで早く戦争なんかやめてほしいです。(戦争なんかなければいいのに)(8歳 男性)
● 戦争反対。(13歳)
● 戦争がどれだけむごいものか涙が出そうになるほどわかった。(15歳 女性)
● 写真撮ってる人がどこから撮っているのか不思議。写真とか撮るよりも助けてあげて欲しい。(15歳 女性)
● 私の予想以上に恐ろしい事態になっていることを知った。米軍がアフガニスタンへ爆撃を加えて、虐殺を行っているありさまは、私の頭に「第3次世界大戦」という文字を浮かび上がらせた。私と同じ年の少年が戦車へ石を手に持ち向かって行く写真が印象深かった。また拷問のせいで死亡する人々のことを知って、「"戦い"を止めただけでは差別・迫害はなくならない」ということを感じた。(15歳 男性)
● いったいどの国が正しいのかがわからなくなってきた。戦争をしている国、全てが皆同じことをしている。それは、破壊と殺戮。罪の無い人達が犠牲となり、捕虜となった兵士は皆殺されていく。戦争が起こった街の跡には、ひとときの自由と平和を実感できずに死んでいく子供たち。戦車の置かれた街では、私と同じ位の年齢の少年が石を投げては抵抗して、あとに射殺される。この戦争に終わりは来るのだろうか?悲しい!(16歳 男性)
● 戦争の拡大によって、私は今の報道では情勢がわからず、貴サイトや(署名運動)ニュースによってやっと理解しています。だからこういった写真・パネル展の必要を感じます。ご活動に感謝します。(33歳 女性)
● 思っていた以上にひどい状態に胸が痛くなった。もっとアフガニスタンのことについて、真実がテレビなどでも知らされなければならないし、自分も関心を持って知らなければいけないと思いました。(33歳 女性)
● 子供たちの被害の写真が生々しく思えた。(37歳 男性)
● 私事ですが、つい先日私の子供が熱けいれんで救急の世話になりました。幸いことなきを得ましたが、アフガニスタンやパレスチナで子供たちがそうした医療の恩恵を受けることなく無惨に死んでいくのを見ると本当に心が痛みます。「ペシャワール会」の写真については、写真の説明だけでなく、これまでの活動についての簡単な紹介があれば良かったと思います。(中村医師の活動を知らない人もまだまだいると思いますので。)(40歳 女性)
● アメリカ、イスラエルの行動は間違っている。アフガン戦争の死者の多さにビックリしました。TV、新聞の報道にかたよりがあり、真実を伝えてないと思う。(42歳 男性)
● やられたらやり返すの論法なら子供のけんかと同じ!もっと他の解決法はないのか?(43歳 男性)
● 本当の正義としての関わりであるのか、自国のための介入ではないのか難しいところである。(48歳 男性)
● 人殺しで、悲しみが不幸が広がることは日本でもアフガニスタンでも世界中どこでもイヤ。(49歳 男性)
● ちょっと見せていただいただけですが、一般人は、テレビ等でも知らされていないことが多くあると思った。一般人にもできるだけ多くのことを色々な方法で知らせて欲しい。(50歳 女性)
● 戦争反対。(53歳 女性)
● このような展示がされていることを知りませんでした。展示そのものが意義深いものと思います。(56歳 女性)
● アメリカが悪い。(58歳 男性)
● 戦争で負けた国に、なぜ日本は自衛隊を派遣するのか腹が立ちます。子供たちの被害を見て、日本も(アメリカと)同じようなことをするのでしょうか。父も義父もフィリピンで戦死した。義母はアフガンでの戦争の報道を見て毎日泣いていた。(61歳 女性)
● ニュースや新聞で見る戦争を1日も早くやめるよう願います。(64歳 男性)
● 日本人は平和で物がたくさんあるのに、アフガニスタンの子供たちはアメリカの戦争で食べる物もなく、住む家もなく、かわいそうである。全世界が平和であるよう!(64歳 男性)
● 1日も早く平和が来るように。(67歳 男性)
● 私の女学生時代米軍の空襲で同じようなめに合いました。同級生も直撃弾で死にました。このようなことが2度と再び無いようにと願うのみです。(72歳 女性)
● 今の若者がこのような企画展示に無関心であるのが日本として情けない。(72歳 男性)
● このような悲しい出来事が現実に起こっていることを、改めて写真を通じて知らされて、胸を痛めた。子供たちがかわいそう。なんとかならないものかと…。(73歳 女性)
● 弱い者(一般市民)が大きな犠牲になっている。(73歳 男性)
● このような悲惨なことが、地球上に残っているとは知らなかった。(80歳 男性)
● ニュース等で見たり聞いたりしていましたけど、この写真展でゆっくり見させてもらい、あまりのむごさに驚き、怒りをおぼえました。(女性)
● 随分以前より「世界が平和でありますように」と街々にステッカーが貼ってありますが、悲しいことばかり起きます。世界中の平和を祈ります。子供たちがかわいそうです。(女性)
● もう少し時間があればもう少し見たいのですが、ごめんなさい。(女性)
● TV、新聞などマスメディアによる報道は時には片寄った報道をすることがある。そんな時に色色な角度から現実を自分の目で判断し、考えていくことが大切だと思います。(女性)
● アメリカ合衆国が現在有史以来の極悪非道・残虐な大量殺人、人権無視の戦争を拡大していることがわかる。また、日本がそれに追随しているのがよくわかる。
● アメリカ、イスラエルの非道への怒り。
● 米国は国益のみしか考えない国。自国民の1名の命と他国の1万名の命とを同じ位にしか考えないひとりよがりの国。ブッシュになって一層それが感じられるが、米国民も戦前の日本人と同じくマスコミやハリウッドスターの言動に扇動され、一方向に行こうとしているのが気がかりである。従わぬものを追い出す!!の狭い思考が支配してきつつあり、日本政府もそれに応じているのがつらい。

(2) アメリカの戦争政策や小泉首相の進める有事法制等についての意見

● 小泉首相は調子に乗りすぎだと思います。私達は戦争に反対すべきです。(15歳 女性)
● 小泉は反対。(15歳 女性)
● このままでは、世界はアメリカに支配され、日本は小泉の私有物になってしまう。私の「復讐」の概念とは、「罪無き人々を巻き込まない」「無関係の人々を巻き込まない」中で、報復する事である。ニューヨークで起きたテロ。ブッシュが今進めている「報復攻撃」、これらは虐殺である。日本で有事法制が進めば、いずれ私にも赤紙が来ることを確信している。(15歳 男性)
● もっとこの戦争で起きている色々な被害に目を向けて、この戦争のやり方を考え直して欲しい。そして戦争をせずに、話し合いで解決できるような道を見つけ出して欲しい。(16歳 男性)
● わからない。(31歳 女性)
● 戦争はどんな理由であれ、良くないことだし、これだけ文明が進んだ時代に目には目をというようなやり方はどうかと思う。人と人としての対話ができないのが残念だし、それができるように改めていかなければいけないと思う。(33歳 女性)
● 法制化が自分達の声の届かないところで進んでいく不安と黙っていることで、賛同しているとされたくないので、意志表明したい。その機会を貴サイトの行動の呼びかけや署名といった形で提起されていることも、心強く、感謝しています。(33歳 女性)
● 絶対反対。(42歳 男性)
● 反対します。(42歳 男性)
● アメリカってそんなに正しいのか?再認識を要すると思う。(43歳 男性)
● アメリカの考え、利益が全てに優先されている。極論すればブッシュの政策で全世界に影響を与えるので感情で行動しないで欲しい。(48歳 男性)
● 人を傷つける、自然を壊すことを「テロ反対」「アメリカの正義」を掲げて正当化している事に怒りを感じる。日本政府も「協力」「支援」といって戦争に加担し、戦争できる国作りへと法整備しようとしている事にNO!の声を上げたい。(49歳 男性)
● 有事法制反対。(53歳 女性)
● 反対です。(56歳 女性)
● 反対。(58歳 男性)
● 日本はアメリカの言う通りにしてはいけない。反対すること。(64歳 男性)
● テロのない平和な世界に早くなりますように。(64歳 男性)
● アメリカの言いなりになっている。(67歳 女性)
● 戦争は2度とあってはいけないと思う。そのためにも今の政策に不安がつのるばかり。(73歳 女性)
● それぞれ言い分が有り、全て判るのは難しいと思いますが。(73歳 男性)
● 勝手にどんどん進められ恐い。(女性)
● 「ブッシュ!最大のテロリスト!」というスローガンを持った写真がありましたが、全くそのとおりだと思います。ブッシュ来日時の小泉首相の太鼓持ちぶりには、本当に恥ずかしく、あきれました。アメリカの戦争政策に賛成することは本当に恥です。中村医師のように現地の人に寄り添った活動を見習って欲しいものです。(女性)
● 過去、現在、未来の日本とアフガニスタンとの関係を考え、何が必要とされているのか、何ができるのかということで日本の行動を実行していくことが重要。(女性)
● 有事法制等が成立しないように一人一人の市民が何をすればよいか考える。
● 絶対反対。



アメリカの「報復戦争」と日本の参戦に反対する署名運動 事務局