政府が今国会に提出する有事法制関連3法案の要綱が明らかになりました。政府は16日に閣議決定し、国会に提出する予定です。連休前に本格審議入りすると言われています。 私たちは有事法制反対を柱に新しい「アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名」を3月中旬より準備し、4月7日には署名運動を開始しました。前回の署名を引き継いだこの署名は開始時から165名もの方が呼びかけ人に参加し署名運動を介した有事法制反対運動が広がっています。沖縄、福岡、北海道、東京、大阪など、すでに全国各地で署名運動が始まっています。また東京では3月30日に学習交流会(基地に反対する女たちの全国ネットと共催)、大阪では4月13日に学習会を持ちました。 有事法制反対運動はまだゆっくりとした立ち上がりで大きな勢いにはなっていません。小泉首相は「備えあれば憂いなし」を有事法制の提案理由にしています。しかし日本が他国から大規模侵略を受けるという設定そのものがあり得ません。そうではなく有事法制とは、現に今アメリカが進めている対イラク戦争準備、世界中への侵略と戦争拡大をバックアップするものなのです。特に朝鮮半島有事、台湾海峡有事などアジアでアメリカが大規模な侵略戦争をやるたびにこの悪法により「有事体制」、「戦争動員体制」が発動されるのです。「平和憲法」を全面否定する暗黒政治への道を絶対許してはなりません。小泉首相特有のトリックに誤魔化されてはなりません。有事法制の本質をしっかり確認し、確信を持って人々にその危険性を訴えていく必要があります。この交流集会は、有事法制の危険性を確認し、署名に取り組むさまざまな人々との交流、協力を強め有事法制反対の声を広げるきっかけにしたいと思います。 今回の交流集会は、ワークショップを取り入れ、大きく二部構成に分け、以下の要領で持ちたいと思います。 この署名運動交流会には、沖縄、横須賀、東京など各地で運動に取り組まれている皆さんの参加をお願いする予定です。できるだけ多くの署名運動に参加されている皆さんのご参加をお願いします。互いに意見を交流し、有事法制を廃案に追い込む知恵を出し合い頑張りましょう。
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