ブッシュ大統領が来日しました。
戦争屋ブッシュ大統領の来日に私たちは断固抗議します。
−−地球儀を前に思案する「独裁者」。「テロ撲滅」と言えば何をやっても許される。「彼らを憎むのが義務だ。我々はこの国を併合する。」(チャップリン「独裁者」より」) 【上記写真入りのビラ】 <一太郎版> <WORD版> <PDF版> |
米英の臨界前核実験糾弾 ブッシュ大統領は自らが世界中で戦争を引き起こすだけでなくその戦争へ同盟国を次々と引きずり込もうとしています。2月15日にはイギリスと共同で臨界前核実験を強行しました。被爆国日本に来る直前に核実験を行うなど言語道断です。小泉首相は臨界前核実験をCTBTの禁止対象ではないと述べ、事実上核実験を支持しています。日本、韓国と歴訪し、北朝鮮に対して核査察を要求する、その直前に核実験を強行したのです。このような行為は戦争挑発に等しいものです。 ブッシュ大統領の訪日と日米首脳会談が、それ自体として重大な戦争挑発につながる危険性をはらんでいます。小泉首相はブッシュ大統領の訪日に対して、政治的、経済的手詰まり状態の中で軍事を前面に押し出し、「日米安保体制の発展」を公言し、「テロ撲滅」での協力、「有事法制」への道筋をつけることでブッシュ大統領を歓迎しようとしています。私たちはこのようなブッシュ大統領の訪日に抗議し、18日に予定される日米首脳会談に強く反対します。 ブッシュは1万6千人のアフガンの民衆を殺した張本人 何よりまずブッシュ大統領こそアフガニスタンの4千人の民衆、1万2千人ものタリバン兵を殺した張本人に他なりません。アメリカは今でもアフガンに米軍を駐留させ爆撃や攻撃を繰り返しています。さらに新たな戦争を世界各地で引き起こそうとしているこの正真正銘の戦争屋、世界平和への敵対者の訪日に断固反対します。 |
「戦争教書」と大軍拡予算 ブッシュ大統領は、1月末の「一般教書」で、遂に北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)、イラン、イラクを名指しして「悪の枢軸」と位置づけ、まるで宣戦布告のような宣言をしました。来年度予算では、かつてレーガン大統領がソ連を「悪の帝国」決めつけ超核軍拡で対抗した80年代以来20年ぶりという時代錯誤的な大軍拡予算を組んでいます。 さらにブッシュ大統領は、パレスチナへの侵略を繰り返し1年間に千人もの人々を虐殺しているシャロン首相を支持・激励し、パレスチナ人の虐殺をそそのかしています。 始まったフィリピンへの軍事介入 すでにフィリピンでは大規模な米比軍事演習「バリカタン02」を開始しゲリラ掃討作戦を開始しています。これは実質的な軍事行動、侵略です。そして沖縄をはじめ在日米軍基地が米の新しい戦争に動員されていきます。私たちは、これ以上アメリカが東アジア、東南アジアで戦争と紛争のタネをまき散らすのを黙っていられません。 米の戦争に日本の全土・全国民を動員する有事法制 有事法制とは、アメリカの戦争に日本国土と日本国民全体を強制的に総動員する「戦争動員法」です。国民の権利は根本的に制約され抑圧されます。土地や港湾や飛行場や病院など自治体の公共施設も強制的に戦争に動員されます。すでに、日本政府は「不審船」撃沈という公海上での不法な武力行使を行いブッシュ政権の北朝鮮敵視政策と歩調を合わせています。危険きわまりない対北朝鮮戦争挑発政策を裏付けさせてはなりません。 戦争屋ブッシュ大統領とタカ派小泉首相が手を組むのは極めて危険。反対の声を上げよう! ブッシュ大統領と小泉首相という危険な2人が握手し、アジアの戦争と挑発で合意することを絶対許してはなりません。米の戦争政策に対してヨーロッパや中東、アジア諸国では反対の声があがっています。北朝鮮は「アメリカこそ悪の枢軸」と批判し、韓国でも「南北対話に逆行する」と批判が高まっています。小泉首相の対米軍事協力姿勢は突出しています。それだけに日本で反対の声を上げることはますます重要です。 2002.2.17 アメリカの「報復戦争」と日本の参戦に反対する署名事務局 |
[署名事務局アピール]
全国各地から反対の声をまきおこそう
ブッシュ訪日抗議ビラ(ダウンロード用)
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アメリカの「報復戦争」と日本の参戦に反対する署名運動 事務局 |