10・17ワシントン
百万人労働者行進に向かうバスに乗れ
(以下、野田隆三郎さんのメールから転載させていただきます。)
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AntiWar 4 the Million Worker March (反戦4 百万人労働者行進)という団体が発表した
GET ON THE BUS for the MILLION WORKER MARCH
OCT. 17 2004, WASHINGTON, D.C.!
(10・17ワシントン百万労働者行進に向かうバスに乗れ)
と題する文書の翻訳(一部抄訳)を紹介します。原文は
http://antiwar4themillionworkermarch.org
にあります。
いくつかのMLに投稿します。重複お許しください。
(転載転送歓迎) 野田隆三郎
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10・17ワシントン百万労働者行進に向かうバスに乗れ
戦争ではなく、仕事を、労働者の権利を。兵士を直ちに故国に連れ戻せ。
イラク占領をやめよ。バス、バス、バスを組織せよ。
われわれは行進し続けなければならない、選挙前も選挙後も・・・
われわれがホームレス、失業者のための正義を勝ち取るまで、そして兵士を
連れ戻すまで・・・10月17日集まろう。
− ダニーグローバー(俳優)−
(訳者 注)
原文では、このスペースに2枚の写真が貼られています。
1枚は、「失業中、食べさせなければならない2児をかかえて」と書いたボードを
両手で持つ男性の写真、もう一つは星条旗で覆われた米軍兵士の棺がずらりと
並べられた写真。写真には以下の2行の説明がつけられている。
1000人以上の兵士が死亡した。何万ものイラク人が死に、さらにずっと
多くの人が傷ついた、こんなことは終わりにしなければならない!
(説明文終わり)
ワシントンD.C.における10月17日は、反戦運動と労働者の空前の大行進を結びつける歴史的な機会である。
これはまたとない機会である。最新のイラク死亡者数はいまほど危急の時はないことを示している。
われわれは戦争終結を11月の選挙に期待することはできないし、またしてはならない。われわれは声高に声をあげなければならない。選挙後ではなく、ただちにいま。
労働運動における最も強力な声そして最も行動的な団体が10月17日、百万労働者行進に向けてバスに乗り込む。
百万労働者行進の特質は、主要な組織者たちが “イラク占領を中止せよ、そして兵士をただちに故国に連れ戻せ“という反戦運動の要求を行進の核心、そして最終目標にしたいと考えていることである。
労働者の関心は仕事、賃金、一時解雇、年金・社会保障を守る闘い、また医療を金持ちの特権ではなく広汎な権利にすることなどさまざまだが、いずれにせよ、次期大統領に誰がなるかには期待をせず、自ら声をあげ、行動すべきであるがゆえに、労働者は10月17日ワシントンD.C.に集まる。そして百万労働者行進(NMW)は2,3年後ではなく、いますぐ兵士を連れ戻すことを要求するであろう。
なぜ? なぜなら重荷を背負わされているのは労働者家族だからだ。戦場で闘い死んでいるのは彼らの愛する家族であり、戦争と占領の費用のために盗み取られているのは労働者の賃金なのだ。
百万労働者行進の呼びかけは、この国で最もよく知られた労働者組織の一つから発せられた。それは労働者を守ることにおいて、戦闘性、大胆さ、勇敢さの長い歴史をもつ、サンフランシスコの国際港湾労働者組合のなかの地方10組合である。
ここ2,3ヶ月以上、この呼びかけは何十もの労働組合、活動家、指導者の支持を受けつつ国中を駆け巡った。
(訳者注 このスペースにはラムゼークラーク、ノーム・チョムスキー、ハワード・ジン、International ANSWERなど数十の個人、団体名が並べられていますが省略します。)
われわれは10・17百万労働者行進を全反戦運動の次の主要イベントにすることを求める。われわれすべてがこの闘いに立ち上がるならば、次期大統領と議会にわれわれがイラク占領延長の口実、また生命の浪費及び住宅、学校などの民衆の需要充足に向けられるべき貴重な資金の浪費に対する一切の口実を受け入れないことを知らしめることができるであろう。さらにわれわれは新レベルの一体性と力量を備えた、労働運動と反戦運動の同盟を形成することに貢献するであろう。
これはやるに値することではなかろうか。これはあなたが待ち望んでいたことではなかろうか。あなたの力で実現できるのだ。
以下省略
翻訳 野田隆三郎
*このページの写真は、すべて原文掲載サイトである
"AntiWar 4 the Million Worker March "(http://antiwar4themillionworkermarch.org) からのものです。
百万労働者行進(Million Worker March)が発表した
Why Are We Marching? (なぜわれわれは行進するのか)
と題する文書の翻訳を紹介します。原文は
http://www.millionworkermarch.org/
にあります。(この文書には発表日付が見当たりません)
この文書は 1 われわれの使命 2 われわれの要求 3 決議の3部(番号は訳者が付記)からなっています。ここでは1,2を紹介します。(3も訳出予定)
翻訳にあたり、寺尾光身さんに意味の分からない用語を調べていただくなど大変お世話になりました。
いくつかのMLに投稿します。重複お許しください。
(転載転送歓迎) 野田隆三郎
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なぜわれわれは行進するのか
われわれ自身による全米労働者の動員だけがわれわれの要求と主張を伝える道を開き得る。
兄弟姉妹よ、民主主義を取り戻すために、圧倒的多数を占める労働者の権力を獲得するために、そしてアメリカを復興させるために歴史的運動に参加せよ。
なぜ百万労働者行進が必要であるかを知って欲しい。ILWU LOCAL10(国際港湾労働者地方10組合)のクラレンス・トーマスとパシフィック・ラジオの ラルフ・シェーンマンがワシントン百万労働者行進の意義を詳細に説明するのを聞いて欲しい。このインタビューはボニー・フォークナーの司会のもとKPFA−Guns and Butterで放送された。(聞くにはここをクリックせよ click here to listen.)
1 われわれの使命
36年前、マルチン・ルーサー・キングJr.は全米の労働者に、国内の貧困との戦いを開始するためにワシントンでの貧者の行進を呼びかけた。
彼は言った。“合衆国政府は世界で最大の暴力執行人の一人である。・・・アメリカはいま歴史の分岐点に在る、われわれが新しい道を選び、決意と勇気をもってその道を進むことが危急的に重大である”と。
今日、労働者が直面している危機は一層深刻である。体系的な嘘・まやかしが振りまかれるなか、全労働者の犠牲のもとで侵略戦争が開始された。
われわれの名を騙って、一握りの金持ちと大企業がわれわれの政府を掠め取った。企業・銀行独裁政治が公的機関を占領し労働者に階級戦争を挑んでいる。彼らは自分たちの利益のために国家を占拠した。
圧倒的多数の勤労米国民が捕われの身となっている。社会サービスそして学校、図書館、住宅、医療のための資金がなで斬りにされ、打ち切られている。
アウトソーシング(外部委託)と民営化によって適正賃金職種が消えつつある。これらの真の目的は労働組合を破壊し、百年にも及ぶ闘いの成果を奪い取ることにあるのだ。
労働搾取工場と飢餓賃金が世界中の労働者に課せられ、国内労働者の仕事と利益を侵食している。
この明からさまな階級戦争が労働者家族とわれわれの子どもに対し容赦なく仕掛けられている、反労働者立法そして搾取者に奉仕する法廷に支えられて。
愛国者法のような弾圧立法の目的は労働者の権利に対する闘争を威嚇・抑圧し、経済と社会の民主主義的制御を破壊することにある。外なる敵が弾圧と独裁を隠す煙幕に使われている。
われわれ自身の目標を掲げて労働者を動員すべき時がやってきた。
特権的少数権力とその政治的独占支配への屈従をもうやめようではないか。
兄弟姉妹よ、集まろう。社会変革のための偉大な運動であるワシントン百万労働者行進に参加しよう。労働者のための社会的、経済的、政治的運動をともに作り上げよう。われわれは多数者なのだ。われわれの生活を支配している秘密主義腐敗者は強欲な少数者に過ぎない。
組合、労働協議会、社会的組織、そしていたるところの友人、隣人をとおしてともに動員しよう。われわれの運動はすでに始まっている。それが否定されることはないであろう。
2 われわれの要求
われわれは以下の事項の確保を求める。
強欲な保険会社に依らない、米国民の権利としての医療を保証するゆりかごから墓場にいたる全般的統一的医療
人々をつねに貧困から救うだけの国民的生活賃金
民営化ではない社会保障の保護と強化
すべての労働者に人らしい生活を保障する年金
NAFTA、MAI、FTAAを含むすべての「自由」貿易協定の破棄
民営化、外注、規制緩和の中止、そして国境を越えて労働者同士を争わせることの中止
労働者の団結権の保証、そしてタフト・ハートレー法と反労働者立法の廃止
衰退し見捨てられた学校の再建という緊急課題を抱えた公教育への資金援助
アメリカにおける機能的識字力をやめさせ、見捨てられた児童・成人の才能・潜在能力を解放するため、膨大な数の教師に資金援助をすること
わが国の再建に、そして貧困の犯罪化と刑務所産業複合体(による囚人搾取)の終止に人々を導くための、全国民的技術・能力訓練計画の策定
荒廃しつつある都市中心部を清潔、近代的かつ手頃な価格の住宅で再建すること、そしてすべての人に対する住宅と仕事の保証によりホームレスをなくすこと
労働者、貧乏人を救済しつつ、企業、金持ちには累進課税を行うこと
環境の蘇生、地球温暖化の阻止そして危機に瀕する生態系保護のための全国的緊急計画を策定し、大気、土壌、水、食料の汚染を終止させること
すべての都市・町において効率的、近代的な自由大量輸送路を新設すること
愛国者法、反テロ法その他すべての弾圧立法を廃止すること
軍事予算を大幅に削減すること、そして企業や金持ちを富ませるためにわれわれの労働から盗み取られた何兆ドルもの金を取り戻すこと
企業と金持ちへのサービスのため、また世界の貧困者への帝国主義戦争遂行のために費やされる国防総省と情報機関の機密予算帳簿の公開
われわれ市民の生活に影響を及ぼすすべての決定がすべての価値の生産者である労働者によって決定されるよう、われわれの経済構造に民主主義を広めること。
すべての市民的権利の完全実施、そして人種主義者と、労働現場およびわれわれの社会における差別法とに反対する全国民的教育キャンペーン
すべての不法就労者に対する恩赦
文科系公立学校に対する連邦予算の増額
労働者ほかすべての声を聞くことができる、そして独占と組合つぶしに反対する民主主義的メディア
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翻訳 野田隆三郎
訳者注 上記の訳文中「刑務所産業複合体(による囚人搾取)」の原語は
prison-industrial complex です。訳者は原語の意味が全く
分からなかったのですが、寺尾さんにご教示いただきました。
寺尾さんに教えていただいた下記の投稿は、この件に関する
貴重な文献だと思います。
http://www1.jca.apc.org/aml/200010/19467.html
百万労働者行進(Million Worker March)が発表した
Why Are We Marching? (なぜわれわれは行進するのか)
と題する文書の翻訳の続きです。今回は「Resolution(決議)」の部分の翻訳をお届けします。原文は
http://www.millionworkermarch.org/
にあります。
いくつかのMLに投稿します。重複お許しください。
(転載転送歓迎) 野田隆三郎
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3 決議
われわれの祖先は組合を組織する権利のために、そして政府にその権利を認めさせるために、たゆみなく闘ってきた。なぜならそれこそが民主主義の柱石であるから。
労働者の団結と連帯によってわれわれは数々の基本的人権、例えば、雇用者負担医療・社会保障、退職手当、安全な労働条件、適正な労働時間と賃金、子どもの教育、恵まれない人々に対する社会サービス、市民的自由、そして何よりも大切な国家の外交・内政への政治的影響力行使権を勝ち取ることができる。
フランクリン・ルーズベルト大統領は1944年の一般教書演説において“われわれは真の個人の自由は経済的安定と独立なしには存在しえないという認識に達した。窮乏者は自由な人間ではない。空腹を抱え仕事のない人々は独裁を生む素材である。”と述べ、われわれの権利を認めた。
現政権は、議会ともども、大企業と共同してわれわれの権利を攻撃し、愛国者法のような立法を使用し、何十万人もの連邦公務員の組合への所属を拒否し、そして港湾労働者にタフト・ハートレー法規制と連邦政府干渉の威嚇のもとで働くことを強制している。
現政権は、議会ともども、健全な経済への手段と称して、何十万もの労働者の仕事を犠牲にする貿易協定を締結し、また就任以来、300万以上の仕事が失われた民営化や規制緩和といった経済政策を推進した。
現政権は、議会ともども、企業と金持ちに対して大幅な減税を行う一方で、社会サービス、教育、その他、労働者が何十年もの努力の結果勝ち取ってきた政府計画に使われるべき何十億ドルもの金を削減した。
ブッシュ政権は、議会ともども、9・11の恐るべき事件を利用して反対意見を反愛国的、また国家安全保障への脅威とレッテル張りすることによって、これらすべての政策を正当化してきた。そして、イラクが大量破壊兵器を所持しているといった嘘の主張のもと、何百もの米兵の命と罪のないイラク市民の命を犠牲にしつつ、われわれの国を不正な戦争に駆り立てた。さらに、次期大統領を狙って恐怖を駆り立て、民衆を暴走させようとしている。
よって以下のとおり決議する。
ILWU(国際港湾倉庫労働組合)の地方10組合は政治家と現政権が大企業や金持ちの声ではなく、自らの給料を支出している人々の声を聞くことを要求するためにワシントン百万人労働者行進に参加するよう呼びかける。
次に、この決議はできるだけ迅速にこの行進を組織できるよう、組合、労働協議会、労働組織、その他、組織・未組織を問わず労働者が所属する団体に発送される。
最後に、この行事は次の選挙のために計画されている全労働者選挙人登録運動に符合するものである。
(以下、寺尾光身さんのメールから転載させていただきます。)
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寺尾@多治見です。
直近のA.N.S.W.E.R.最新情報を日本語にして転送します。原文は
http://www.answercoalition.org/news/update/index.html
で読むことができます。
転送・転載歓迎。
このメールは。ML[2002costarica]、[abolition-japan]、[aml]、
[anti-hkm]、[appeal2005]、[article9nagoya]、[citizens-public]、
[e-forum]、[husen]、[kenpo]、[kinyoubi]、[kokuminrengo]、
[mlsnagoya]、[nagoya-jiyu]、[noforce]、[PeacenetJapan]、[renko]、
[tokai]、[TUP-ML]、[uketugu]、[wanet]、[wsfj]、[緑]、に送りました。
重複して受け取られた方には、大変申し訳ありませんが、お許しください。
―――――――― 以下翻訳転送 ―――――――
-------- Original Message --------
件名:10月16日、17日:移民の権利と労働者の権利を求める行動
時:2004年10月15日(金) 21:40:17 -0500
送信者: A.N.S.W.E.R. Coalition <ANSWER@InternationalANSWER.org>
返信先: A.N.S.W.E.R. Coalition <ANSWER@InternationalANSWER.org>
送信先: teraoter@mint.ocn.ne.jp
移民の権利と労働者の権利を求める
週末行動
10月16日(土)、ロサンジェルス
10月17日(日)、ワシントンDC
今週末10月17日日曜日にワシントンDCでは百万労働者行進で、また10月16日土曜日にはロサンジェルスにおいて移民の権利を求める行進で、労働者たちが街頭に出ようとしている今、国内政策と外交政策の間の有機的なつながりを生々しく示す二つのニュース速報について考えることは意義深いことだ。
1) つい最近アメリカ連邦裁判所判事の一人が、ユーエス・エアウェイズに組合員の賃金と年金給付額を21%減額してよいと命令した。実のところこれは、労働協約に違反する企業経営側に有利な違法な命令である。寒さを控えて燃料価格はとんでもない値上がりが予想され、ユーエス・エアウェイズの労働者は、これまでと同じ時間内に同じ労働を強いられるのに収入はがた減り、という憂き目に会おうとしている。同社の退職者も同様である。
2) イラクで従軍している米軍のある小隊の兵士たちは、軍服で労働者として働き補給系統での燃料輸送にあたっていたが、上官の命令に従うことを拒否したために逮捕拘留されている。ミシシッピ州ジャクソンのクラリオン・レッジャー紙の報道によると、「ミシシッピ州ジャクソンおよび南東部からの兵士17人で編成されイラクに派遣されている陸軍予備軍小隊が、燃料輸送という‘自殺的な任務’を拒否したために拘禁されている、と兵士の親族たちが木曜日に語った」という。小隊は、バクダッド北部のイラクのレジスタンスによる攻撃が避けられないことがわかっている地域を通過して、無防備の車両に積載された燃料を運搬せよと命じられた。小隊の兵士の一人が今週の初めに母親にe-メールを送り、指揮官に暴力を振るったらどんな罰を受けるだろうと訊いてきたのだ。
ブッシュ政権がイラク戦争をぶち上げたのは、中東の民衆の土地、労働力、資源を支配し我が物にしようという政権を支える企業金融業界からの要求にこたえるためだけであるということを、アメリカ合州国の勤労者たちはよくわかっている。国内で労働者の権利を攻撃している政府が、国外で労働者の‘解放’のために戦うことができる、などということはありえない。現政権は利益第一、国民最後の政府であり、まさに国内で始めた政策をそのまま世界中で追求するのである。この同じ政府は、ある日未登録労働者のひどい搾取を喜んで許し、次の日には、あえて自分たちで労働組合を組織しようとする未登録労働者を、移民帰化局や移民通関執行局の摘発で根こそぎ検挙するのだ。戦争と占領に使うために勤労者階級から数十億ドルを巻き上げているこの同じ政府が、国内では人間のニーズに使う金はないとその勤労者たちに言いくるめているのである。
A.N.S.W.E.R.連合は、可能な方は皆10月16日と17日の大衆抗議行動に共に参加することを訴える。詳細は下記を参照ください。
歴史のこの危機的なときにA.N.S.W.E.R.がこのような強力な声をあげることができるのは、支援者の皆さんの寛大な協力があってのことです。皆さんの支援が緊急に求められています。下のURLをクリックすると、安全なサーバーを通してインターネットでカンパすることができます。
<http://www.pephost.org/site/R?i=Fqpwy8GdE7K72suC2Mm5YQ..>
受取人をA.N.S.W.E.R./AGJとした小切手を A.N.S.W.E.R., 1247 E St. SE,
Washington DC 20003 に送ってくださっても結構です。
* * * * *
2004年10月17日
百万労働者行進
ワシントンDCで
リンカーンメモリアル
11:00am集合
百万労働者行進実行委員会によると、「この行動は、ブッシュ政権のあいだ議会とぐるになって行われた、アメリカの労働者家庭に対する攻撃と百万の雇用の喪失に対抗して提起されたものである」。行進では、今すぐ兵士を故国に連れ戻せ、との声も上げる。
国際港湾倉庫労働組合ローカル10の呼び掛けで始まり、多くの労働組合、コミュニティー団体、活動家団体が賛同している。
百万労働者行進の要求:
− 貪欲な保険会社の締め付けに終止符を打ち、アメリカ全国民の権利として保健医療を保障する、ゆりかごから墓場までの普遍的一元的保健医療。
− 人びとを貧困から抜け出させる全米の最低生活賃金。
− 民営化に災いされない社会保障の擁護と強化。
− 労働者すべてに人並みの生活を送れる年金保証。
− NAFTA、MAI、FTAAを含め、企業の「自由」貿易協定すべての破棄。
− 民営化、アウトソーシング、規制緩和をやめ、全国で行われている奈落の底への狂気のレースで労働者を互いに競わせることをやめよ。
− 労働者の団結権を、タフト・ハートレー法とすべての反労働者的法律を破棄せよ。
− すべての地域の荒れて人の手を離れた学校を、最先端の教育施設によって復興するために、公教育に早急に豊富な資金注入を。
− アメリカにおける機能的文盲をなくすために、また見捨てられた子どもと成人の資質と可能性を解き放つために、大勢の教師に資金援助を。
− 人びとに、我われの社会を作り変え、貧困による犯罪多発と刑務所産業複合体を共に終わらせる事業に協力してもらえるように、技術技能のトレーニング・プログラムを全国で立ち上げよ。
− 清潔で近代的ながら手の届く価格の住宅で我われの都市の崩壊するスラム街を造りなおし、すべての人に居宅と職を保証してアメリカのホームレスを無くせ。
− 企業と富裕層に増税となる累進課税を実施し、労働者階級と貧乏人に救済を。
− 環境回復全米緊急プログラムで大気、土壌、水、食品の毒物汚染を終息し、地球規模の温暖化を押しとどめ、危機にさらされているエコ・システム
を保護せよ。
− どの市や町にも、効率よくモダンで無料の大量移送公共交通手段を作れ。
− 愛国者法、反テロ法と、すべての弾圧法を撤廃せよ。
− 軍事予算を大幅に削減し、戦争で利益を上げる企業を富ませるために我われ労働者から盗んだ数兆ドルを取り戻せ。
− 企業と金融業界に奉仕し、世界中で貧民層に対して帝国主義戦争を行っているペンタゴンと情報機関の秘密予算の会計簿を公開せよ。
− 我われ市民の生活に影響する決定はすべて、労働によってすべての価値を生産する労働者が行うために、我われの経済構造に民主主義を押し広げよ。
− 労働の場と我われの地域社会ですべての人種差別主義的およびその他の差別的諸法に反対するすべての市民権キャンペーン、全米教育キャンペーンと運動を、果敢に実行せよ。
− 未登録労働者全員に恩赦を。
− 公立学校での美術を援助するために、連邦予算を増額せよ。
− 労働者やすべての人びとの声に耳を傾け、メディア労働者の独占と組合つぶしに反対する民主的メディアを作ろう。
2004年10月16日
移民の権利地域行進
ロサンジェルスで
正午12時に集合
オリンピック・アンド・ブロードウェイ(ロサンジェルス中心街)
連邦ビルに向け行進し集会を行う、
ロサンジェルス中心街での移民の権利を求める大衆行進と集会まで、あと2日となり、運動の機運が高まりつつある。ロサンジェルス教育委員会はオリンピック・アンド・ブロードウェイの行進を一致して支持している。
看板やプラカードを持ち、友人家族連れ立って。発言や余興、楽隊、メキシカン・フォークバンド、その他たくさん。
数百人のラテン系トラック運転手と騎手が行進に参加
移民の完全な権利を要求する土曜日の行進には数千人の個人と組織と共に、メキシカン・カバレロ・協会の数百頭の馬と騎手が参加する。150人のラテン系トラック運転手が、トレーラートラックに乗って、行進に参加すると約束している。
多様な代表団が並んで行進
さらに、青年学生が一団で行進する(オリンピック・アンド・ブロードウェイ北東の角で集合)。アラブ人、イスラム教徒たち、南アジア人、フィリピン人その他が旗や看板を持って、それぞれの分団を作る。 LGBT(訳注:性的にねじれのある人びと。レズビアンlesbian、ゲイgay、バイセクシャルbisexual、そしてトランスジェンダーtransgender の略)と反戦グループも移民の権利と市民の諸権利を守るために、行進する。
バスがサンフランシスコ、リバーサイド、南中央、オレンジ郡、サンタモニカ、その他、カリフォルニア州全域の多くの市からやってくる。
著名な発言者と有名人
移民社会の代表たちが発言する。
アメリカ農場労働者連合の共同設立者であるドロレス・ウェルタからの行進への特別個人メッセージが披露される。
この危機的な今、我われは人種差別主義、偏見そしてすべての形の抑圧に反対し、街頭に立たなければならない。すべての移民、特に未登録労働者とその家族の権利をすべて勝ち取る闘いのレベルを上げなければならない。
移民の諸権利を支持して10月16日には出かけよう! 行進には100以上の団体が賛同しており、その内80団体はメキシコ系と中央アメリカ系の団体である。
さらに詳しくは以下に連絡されたい:
ラティーノ・ムーヴメント・USA 323-269-6069
ハーマンダード・メキシカーナ・ナシオナール 213-745-5222
A.N.S.W.E.R.連合 323-464-1636
未登録労働者に恩赦を!
すべての移民に完全な権利を!
人種差別的逮捕、手入れ、国外退去をやめよ!
愛国者法および他のすべての反移民の諸法を撤廃せよ!
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以上一部省略
翻訳:寺尾光身