12月5日、衆議院第2議員会館前には夕方6時前から教育基本法改悪をとめよう全国連絡会の呼びかけに応えて市民、教員が続々と詰めかけ歩道上を埋めました。第10回目の夕方の国会前集会にあたるこの日の行動にはかつてない2000人もの人が集まり、国会に対して改悪を許さないアピールを送りました。
国会前集会では、はじめに全国連絡会代表の大内裕和さんが、マスコミが今週中にも可決されるように書いているが、実際には政府の側が追い込まれている。右の側が「座り込みをするような先生はけしからん」と言っているが、教基法を守るために座り込むことこそ教育を守るための闘いだ、頑張ろうと発言した。小森陽一さんも、一人でも二人でも周りの人に話して反対の声を広げようと訴えた。三宅晶子さんはノルウェーの教員がナチスのの命令を拒否して闘い、1200人もの教員が強制収容所と北極圏に送られたが最後まで抵抗を止めなかったため、ナチスはナチス式の教育を強制することを断念せざるを得なかった例を挙げ、市民の反対闘争の重要性を訴えた。
社民党の保坂展人議員は4野党でタウンミーティングを追及する委員会を設置して徹底的に追及する。一歩も引かないで徹底審議でやると決意表明した。都教組の代表は世論は教基法の拙速な強行可決には反対だ。教基法を変えたら今の状況が良くなるのか−そんなことはない。学校現場の置かれている厳しい状況の告発資料をつくって特別委員会委員、さらには参院議員全部に働きかけるために150名が議員に当たっていると発言した。横浜の大学の学生は、仲間と一緒に来ました。私たちは怒っています。やらせなんか許せない。私たちは多数派だ!絶対阻止しようと非常に元気な声でアピールし、国会に思いをぶつけようと呼びかけた。
福岡から休みを取って参加した教員は11月23日に7000人が集まったことを、北海道教組の代表は11月25日に1万人が集まって気温が0度の中をデモをしたと報告した。北海道新聞に意見広告をのせ、それを持って一人でも二人でも周りの人に話す運動をしていると報告した。北海道の代表が8日にかけて350人の代表団を送って闘うと決意を述べると会場がどよめいた。京都からは連日の反対運動が報告された。運動の中で頑張る1928年生まれの林さんは、日本の歴史の歪曲は許せない、頑張ろうと発言した。京都の集会に訪日した日本軍性奴隷犠牲者のハルモニは、私たちに「楽しくやらないとふけるよ」と言っていたと報告し参加者をわかせた。大分からの参加者は「教員になるとき憲法、教基法を守ると誓約した」、変えられると困る。絶対阻止しようと訴えた。
この間、各地の若者をつないで運動の先頭で頑張るあんころチームは渋谷のパレードを敢行し、大成功だった、中にはパレードに参加してくれる人もいた。ぜひみんながんばろうと発言した。
(2006.12.6 Y)