教育基本法改悪反対 国会前抗議行動
衆院強行採決に抗議し、国会前に5000人

 教育基本法改悪法案は本日午後1時31分、衆議院本会議で与党単独で強行に可決された。特別委員会の強行採決に続く暴挙だ。許せない。

 しかも、タウンミーティングをめぐるやらせとでっち上げ、買収工作までが明らかになった。特に、いじめ自殺問題が異常なほど広がっており、未履修問題も未解決。政府・文部科学省による教育政策の諸矛盾とウミが噴出し始めた中で、それにフタをするかのように、強権的に採決に踏み切ったのだ。

 昼頃には、既にいつもより多い人数が国会前の座り込みを始めていた。強行採決の報が流れるとあちこちで自然に抗議集会が始まり、怒りのシュプレヒコールが上がっていた。私がいた全国連絡会の座り込み現場でも集会が行われ、社民党の福島党首もあいさつに立っていた。ヒューマンチェーンが始まる5時にはさらに人が増え、2重、3重の人の列ができた。5時半時点で4000人、最終的には5000人となり、国会前の歩道は身動きが難しいほど人で埋まった。いろいろの団体やグループから発言を受けた後、手をつなぎ、キャンドルをかざしてシュブレヒコールを行った。そのまま全国連絡会の集会に移行し、7時すぎには首相官邸前に移動して、再度シュブレヒコールを行った。最後まで残っていた人も2000人にのぼった。

 国会前が組織動員なしでこれだけの人で埋まったのは最近なかったことではないか。 イラクのときもこれほどではなかったと周りの人が言っていた。前日と違っていたことは人数だけではない。「安倍政権を倒せ」というシュプレヒコールが、今日は自然にどのグループからも上がっていた。強行採決の引き金を引いたのは他ならぬ安倍首相である。教基法改悪ばかりでなく、戦争が できる国づくりのための悪法、憲法改悪につながる悪法が続いている。共謀罪、防衛省昇格法案、国民投票法案など。国会前は安倍憎しという雰囲気に充ち満ちており、矛先が明確に安倍政権そのものに向かっていった。政府与党の強行採決をきっかけに、与野党全面対決の様相を呈し始めた。

 明日からしばらくは、国会前は少し落ち着くかもしれない。しかしそれは次へ向けた準備のため、態勢の建て直しのためだ。今日国会前に集結した全員が、それぞれの持ち場に戻り、今日のこの闘う雰囲気を伝えるだろう。国会前に来られなくても教基法改悪阻止で心を合わせて闘ってきた全国の人々が、安倍政権の反動的・強権的本質を見抜くだろう。そして今、沖縄を見つめている。
 明日は引き続き座り込みが予定されている。全国連絡会の国会前集会は来週の火曜日21日の18時だ。
2006年11月16日(S)

 国会前は昨日の熱気そのままです。静かになるどころか、昼間の人数は昨日より多いかもしれません。参議院は特別委員会の設置だけを決めて散会、安倍はAPECに旅立ちました。(11/17 16:00)

    
11/17

    
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 抗議行動は、首相官邸に移動してシュプレヒコール! (7:15 p.m.)

    
11/16

国会を包囲するヒューマンチェーンが始まりました。(5:15 p.m.)
参加者は5000人に。歩道は人でぎっしり埋まっています。抗議のアピールが続いています。(6:00 p.m.)

    
11/16

    
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今日午後、衆議院本会議 与党単独で強行可決。
国会前は人が続々と集まっています。あちこちで抗議集会が開かれています。(2:15 p.m.)

    
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 17時18分に衆院委員会で強行採決されました。あちこちで抗議の即席集会が開かれ、シュプレヒコールが響いています。(5:40 p.m.)

 国会前は午後7時過ぎから激しい雨が降ってきましたが、抗議集会参加者は1000名を超えました。都高教の被処分者の会の方は、明日1時間のストライキで闘うと発言されました。明日16日は5時からヒューマンチェーン、6時から国会前集会です。(7:15 p.m.)


11/15 夜

    
11/15 夜

    
11/15 夜

    
11/15 夜

    
11/15 夜

    
11/15 昼


    
11/14


11/14
 夜の国会前集会には400人が結集しました。
 「政治は今、国会内ではなく、この国会前で動いている」、「明日、あさってが正念場だ。強行採決をさせないぞ!」とアピールが続きました。
 明日も同じ時間に集会が行われます。あさってにはヒューマンチェーンが予定されています。



11/14
 国会前は、千葉、神奈川、埼玉、東京といった首都圏の日教組が詰めかけて再びにぎ
やかになりました。

    
11/14
著名人による「緊急アピール」記者会見(13時〜14時)がありました。
 記者会見には、ルポライターの鎌田慧氏、教育評論家の斉藤次郎氏、翻訳家の池田香代子氏が参加。賛同人名簿には、井上ひさしや竹下景子の名も。
 「今声を挙げなければ後悔する、子供たちに合わせる顔がないという気持ち。」
反対の声を十分に伝えていないマスコミに対しても「マスコミは歴史の検証に耐える報道をして欲しい。」と注文していました。



11/13
 雲一つない秋晴れの下、少し静かになりましたが座り込みが続けられています。
九州から、婦人民主クラブ福岡の方々が座り込みに加わりました。
 写真は、宮城からハンストに加わった教員の方がアピールしているところ。
やらせタウンミーティングが問題となっていますが、今日も行われている地方公聴会も同様だと訴えていました。

 14日は、国会前集会、15〜17日は、全国連絡会の第二弾座り込みが予定されています。


11月11日までの国会前の様子はこちら