12月29日 ドーム前アクションin広島 プルトニウム・アクション・ヒロシマ |
今日(12月29日)最後のドーム前週末アクションをしてきました。3人でした。10月13日以来、12回になりました。ご多忙の中で、参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
また、思いはいっぱいだけれども、仕事その他で一度も行けなかったのが残念という声もたくさん、とどいています。それぞれできるところで、できることをやっていきましょう。みなさんの気持ちを一緒に抱いて、12回をやってきたつもりです。
アフガンでの戦闘は続いていますが、さまざまな状況の変化があり、いったんしきりなおしをすることにします。今日のチラシ、仲間の西塔さんが書いてくれたのですが、すばらしい文章なのでお送りします。どうかお体気をつけて、来年を希望の年にできるよう、力を合わせていきましょう。
大庭里美
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暴力と殺りくの支配を終わらせよう!
死の商人が作る報復戦争やスターウォーズ
同時多発テロとそれをきっかけとしたアメリカのアフガン攻撃以来、世界は暴力と殺りくに支配されているかのようです。イスラエルはパレスチナ自治政府を、ロシアはチェチェンの独立派を、中国は新彊ウィグル自治区の独立派を「テロ勢力」と決めつけ、人権を踏みにじる残酷な弾圧を、民族や宗教を異にする人々に対して加えつづけています。日本もまた、アメリカの戦争支援のために自衛隊という名の海軍を出動させたのに続いて、奄美沖の公海上で、他国の船を攻撃し、沈没させました。
これらすべての行為は、「テロ撲滅」や「正当な警備行動」として正当化されています。しかし、これらの多くは、明らかな国際法違反や許しがたい人道上の犯罪です。このような暴力の応酬の先にあるものは、『黙示録』に示された世界ではないでしょうか。
「人を殺してはいけない」「人を殺したくない」という強い感情は、種として生き延びるために人類が与えられた、一番たいせつな感情です。この感情をマヒさせようとする、暴力と殺りくの正当化や、自民族中心主義を許してはいけません。他に多くの問題解決の方法があるのに、それを閉ざし、相互理解を妨げ、人類全体の生命を脅かす核やその他の兵器の力でちっぽけな利益を守ろうとするイカれた国家、そこに群がる死の商人たちには、舞台から消えていただかなくてはなりません。
アフガンの人々も、イラクの人々も、パレスチナの人々も、チェチェンの人々も、ウィグルの人々も、北朝鮮の人々も、わたしたちの大切な兄弟姉妹です。わたしたちは、ともに地球の上で生きつづけて行きたいのです。
わたしたちは要求します。
アメリカ政府に、
u アフガン攻撃を今すぐやめること。
u イラクを攻撃しないこと。
u ミサイル防衛計画とそれを含むスター・ウォーズ計画をやめること。
u 地中貫通型小型核弾頭を含む核兵器、その他あらゆる残虐な兵器の開発を中止すること。
u アフガン攻撃が原因で不当に奪われた命の責任をとること。
u 湾岸戦争とその後の経済制裁が原因で不当に奪われた命の責任をとること。
u 劣化ウラン弾でひきおこされた白血病その他の病気で苦しむイラクの子どもたちへの補償と援助。
u イスラエルのパレスチナ住民への攻撃をやめさせること。
日本政府に、
u 上記のことをアメリカ政府に要求すること。
u 自衛隊によるアフガン攻撃支援の中止。
u 北東アジア非核地帯実現を妨げる原因になっているプルトニウムの生産・保有およびプルトニウム計画をやめること。
u 武力ではなく、対話によって、周辺諸国との平和を保持していく姿勢をとること。
プルトニウム・アクション・ヒロシマは、10月13日以来12回にわたって、毎週土曜日午後、アメリカのスターウォーズ計画と、アフガニスタンでの軍事行動への抗議行動を続けてきました。さまざまな状況の変化があり、週末アクションは12月29日でいったん終了しますが、上記のことをこれからもさまざまな形で要求しつづけます。
連絡先:プルトニウム・アクション・ヒロシマ п^Fax:082-828-2603
「しかし、結局のところ、政策を決定するのは国家のリーダーである政治家たちであり、民主主義体制であれ、ファシストの独裁体制であれ、議会政治であれ、もしくは共産主義独裁であれ、大衆を引きずって行くのはいつも単純なことだ。声に出して言おうと言うまいと、いつでも民衆を政治家の要請どおりに動かすことは可能だ。やり方は簡単だ。大衆には、自国が攻撃されていると告げ、それから平和主義者たちには愛国心が欠けており、かれらが国を危機にさらしていると非難しさえすれば良い。このやり方は、どこの国でも効果がある。」
― 第二次世界大戦中のナチの指導者、ハーマン・ゲーリングのことば
(英語から日本語への仮訳: 大庭里美)
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