インド洋給油活動再開に抗議する!直ちに中止せよ!

2月21日、補給艦“おうみ”、護衛艦“むらさめ”によるインド洋での給油活動が再開された。これだけの重大事件が立て続けに起こっている中での再開に私たちは大きな驚きと強い怒りを感じる。あたごイージス艦事件では、漁船沈没で行方不明になっている2人の捜索活動が続いている。防衛省は事実をひた隠ししているが、あたごが漁船がひしめく海域であることを認識しながら自動操舵で突進し、回避措置もとらずに清徳丸に衝突し沈没させたことは間違いない。沖縄では新たな性暴力事件の発覚など米兵による犯罪が止まらない。だが日本政府からのいかなる対策も講じられていない。
 このような中でどうして給油活動を再開できるのか。防衛省からしてもいま集中すべきはこれらの事件の解決と再発防止に全力を挙げることであるはずだ。石破防衛相は、あたご事件についてうわべだけの謝罪を口にしながら、証拠隠匿を決め込み、開き直っている。全く傲慢だ。批判に曝されているのは、個々の事件だけではない。人命よりも、人権よりも、人民生活よりもアメリカの戦争への協力を最優先する日本政府の姿勢そのもの、防衛省と自衛隊の体質そのものだ。
 私たちは給油活動再開に強く抗議する。アフガニスタン戦争への加担に反対する。直ちに中止するよう要求する。

2008年2月21日
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局