大阪港の軍港化に反対する
米イージス艦の大阪港寄港に反対の声を集中しよう!
イラク戦争に参加し、トマホークを発射した米第7艦隊所属のイージス巡洋艦「カウペンス」が31日に大阪港に入港しようと大阪市に打診しています。大阪市港湾局は「テロの危険性も否定できない」「入港回避を要請したい」との姿勢と報道されています。この時期イージス艦の入港は、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)への戦争挑発に備えて大阪港の軍事利用の拡大を狙うものであり、戦争への協力を自治体・民間人に押しつける有事立法の既成事実による先取りに他なりません。港湾の管理者である大阪市に入港を拒否するよう要請を緊急に行いましょう。
[追伸]5月27日の朝日新聞によれば、米軍は5月26日、正式に大阪市港湾局に入港を申請した。31日朝に入港し6月4日朝に出港する予定。ところが大阪市は「港湾法上、物理的に岸壁が使えない以外は入港を拒否できない」として入港手続きを進める構え。
カウペンスは米第7艦隊の空母キティホークの指揮下にあるミサイル巡洋艦であり、イラク攻撃ではトマホーク発射の主力艦であった。多数のイラクの民衆を殺戮した中心の一つだ。カウペンスには血が付いている。乗組員は大量殺戮の犯罪に手を染めたのである。断じて許すことが出来ない。
また、今回使用された戦術型トマホークに関しては、ダイ・ウィアムズ氏など研究者が劣化ウラン製の貫通型弾頭を搭載している可能性を上げている。もしこのトマホークに劣化ウランが使われているとすれば、イラクに放射能をばらまいたことになるのだ。(そして現在も弾薬庫内に核燃料物質である劣化ウランを搭載してる可能性がある)。寄港を認めるなど言語道断ではないか。
また有事法制の地均しにつながる。低空飛行訓練や民間空港への強制着陸、民間港湾への強制寄港など、米軍は日本全土を基地と訓練に使おうとしているのである。更に反対の意思表示を強めよう!
[追伸2]5月30日午後2時半、大阪の「平和人権センター」からFAXが入り、台風接近と言うことでカウペンス入港が回避されたとのこと。5月31日の迎え撃ち集会、6月3日の天保山公園での集会とも中止になりました。理由が天候なので、引き続き警戒しなければなりません。
要請先
大阪市長 磯村 隆文
ホームページから http://www.city.osaka.jp/shichoshitsu/iken/index.html
Fax 06-6202-6950/Tel 06-6208-7231(市長室秘書部秘書課)
〒530-8201 大阪市北区中之島1-3-20