書籍情報

 ・ノーム・チョムスキー『9・11 アメリカに報復する資格はない!』(2001年11月30日発行、文藝春秋)
――これは、アメリカが実は「テロ国家の親玉」であることをこれまでアメリカが行ってきた具体的な行為をあげて主張するもの。9・11事件の背景、原因についても言及する説得力ある本。

 ・モフセン・マフマルバル『アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ』(2001年11月30日 現代企画室)
――著者はイランの映画監督。最新作「カンダハール」(近日日本でも公開予定)撮影に際し、餓死するアフガン人を目の当たりにした彼が描くアフガニスタンの人々、社会のレポート。非常に詩的情感も感じさせる。マフマルバフ氏は「カンダハール」で2001年ユネスコ<フェデリコ・フェリーニ>メダルを受賞。その受賞記念スピーチ「神にさえ見放されたアフガニスタン」と「アフタニスタンからの客人(=アフガン難民)の追放に反対する」ハーターミ大統領への公開書簡も同時収録。

 ・斎藤千代『見えない戦争』(1991年12月、BOC出版部)
――湾岸戦争後イラク、パレスチナへ入ったジャーナリストの現地レポート。「綺麗な戦争」と言われた湾岸戦争の実態がいかなるものかを私たちに伝える貴重な本。


興味深いHP

  パキスタンでの取材手配を専門にしている日・パ旅行社の「おばはん」さんが、ホームページ http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nippagrp/obahan.htm で、現地を訪れたメディア関係者が、イメージ通りの映像や証言を無理矢理に集める様子を紹介するなど、現地の情報満載。



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