多数の囚人が死亡し、伝染病が流行
 −−マザリシャリフ捕虜収容所−−




 アフガン情勢や、捕虜の虐待について貴重な情報を送っていただいている坂野正明さんから、マザリシャリフの捕虜収容所に関するBBCの翻訳が送られてきました。腐臭が漂うようなこのレポートはアフガン戦争がまだ続いていることを雄弁に語ります。(2002.1.31.)

−−−以下坂野さんからのメールより−−−−

 マザリシェリフ西の(アメリカ軍の)捕虜収容所に関して、BBC の WWW サイトに情報が流れました。お知らせまでに、以下、抜粋します。なお、元URIは、http://news.bbc.co.uk/hi/english/world/americas/newsid_1788000/1788062.stmです。

「ボストンの物理学者らによる人権擁護のグループが、マザリシェリフの西にある(アメリカ軍の)監獄に視察団を送った。そこの獄吏兵は、"非常に非常に多くの" 囚人 がすでに死亡したと、視察団に対して語った。赤痢と黄疸とが流行り、3000人から 3500人のアフガン、パキスタンの囚人が患っている。視察団が聞いたところでは、一区画15人用のところに110人の囚人が生活し、また、手洗い用の水道と言えば、ぬかるんだ中庭にある壁から出た蛇口ひとつだけ ---それを1000人で共用している、と。」

原文抜粋
  Boston-based Physicians for Human Rights sent a team to the jail, west of Mazar-e-Sharif, where the prison commander told them "many, many, many" prisoners had already died.
  Epidemics of dysentery and yellow jaundice have afflicted the prison population of 3,000 to 3,500 Afghan and Pakistani prisoners.
  The team heard that up to 110 prisoners were living in cells designed for only 15, while a single source of water for washing - a pipe protruding from a wall in a muddy courtyard - was shared by 1,000 men.

上の文章は、以下のサイトにも載せています。
http://members.tripod.co.jp/masa_www/us_prisoner/

坂野 正明



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