空爆はまだ続いている
ますますエスカレートするアメリカの空爆と
大量殺戮に批判の声を強めよう!

アメリカはアフガニスタンへの空爆と殺戮をただちに停止せよ!
非人道的・大量殺戮兵器の使用を止めよ!



 アメリカは、タリバン政権を崩壊させて以降も、空爆と無差別殺戮をますますエスカレートさせています。20日に報道された1000人を含めマスコミで報道される死者数だけ見ても、カブール陥落以降の10日間で、それ以前に発表されていた1500人、2000人に匹敵するかそれを上回る規模の殺戮が現に続いています。また、米軍は周囲数百メートルを高温で焼き尽くす気化爆弾などの非人道的・大量殺戮兵器の使用を公然と語り、現に使用しています。マスコミの報道の中心がタリバン後の政権構想とビンラディン追討のニュースに移る中で、依然として米軍の空爆と殺戮が続けられれ、犠牲者が増え続けているのです。私たちは、このことへの関心と批判を強めなければならないと思います。

   空爆の被害についてのマスコミの報道はきわめて制限されています。これまで被害報道を最も活発に送りつづけていた「アルジャジーラ」のカブール支局は、「北部同盟」によるカブール制圧の日に、米軍の爆撃で破壊されました。「北部同盟」から許された報道機関しかカブールで活動できなくなっており、以前にも増して一方的な報道しか行われなくなりました。私たちはこのことに注意しなければなりません。カブールなどから撤退するタリバン兵を空爆で狙い撃ちする米軍の蛮行を報道したマスコミはごく一部でした。米軍の空爆はカンダハルなどタリバン支配地域とされている地域だけでなくアフガニスタン全土で続けられており、タリバンと無関係なパシュート人地域も攻撃されています。モスクや民家などの「誤爆」による被害も増え続けています。

   私たちは、アメリカの空爆と大量殺戮がまだ続いていること、一層エスカレートし残虐になってさえいること、空爆による被害が増えつづけていることに対し批判を強め、多くの人々に訴えていきたいと思います。米軍による空爆の即時中止、非人道的・大量殺戮兵器の使用の中止、「報復戦争」の即時中止を訴えていきたいと思います。
(2001年11月23日)

参照:
アフガニスタン被害報道日誌

非人道・大量殺戮兵器の使用
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/afghan/200111/16-04.html
http://www.kyodo.co.jp/kyodonews/2001/revenge/news/20011124-268.html
超大型の気化爆弾 BLU−82アメリカの戦争犯罪を許すな!

「アルジャジーラ」の爆撃
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/afghan/200111/19-07.html

(関連リンクの最終更新 2001年11月24日)

  



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