死刑廃止議連が総会を開く次期国会で廃止法案提出を確認11月17日、死刑廃止を推進する議員連盟が総会を開きました。出席は議員本人が13名、代理秘書が22名でした。亀井静香会長のあいさつのあと、死刑廃止に向けて積極的に取り組みを始めた宗教法人大本の廣瀬〇〇総長が「死刑制度を廃止することは、あらゆる生命が尊ばれる理想社会へ向かう一里塚であろう。また、被害者、加害者の家族の方々を物心両面にわたってあたたかく支援する救済の仕組みも必要であると思われる。私たち宗教者は、犯罪の起こらない環境づくりに向かって貢献したい」と挨拶、日本弁護士連合会からは人権擁護大会で死刑制度をテーマとしたことに触れた挨拶が行われました。 続いて院外幹事とし議員連盟に籍を置いている保坂展人前議員から、議員連盟を代表して参加したカナダでの死刑廃止世界大会の様子について報告があり、山花郁夫事務局長から現会員数は101名で今後増える見込み(11月24現在では111名)であること。次期通常国会に昨年上程できなかった法案を上程すること、その実現のためにも会員の拡大に力を入れていくこと、専門家集団である弁護士会とも協力し合い積極的に勉強会を開催していくこと、などが確認されました。 自民党の川上議員は、この日午前中行われた法務委員会での質疑で、南野法相が「執行の現場に行くことも考慮している」と答弁したことを報告しました。死刑執行の現場を見たいという意志があることは極めて重要な答弁だと感じました。 新役員は以下のとおりです。 顧問土井たか子(社)、会長亀井静香(自)、副会長浜四津敏子(公)金田誠一(民)、幹事柏村武昭(自)上田勇(公)藤田一枝(民)・村越祐民(民)井上哲士(共)照屋寛徳(社)、事務局長山花郁夫(民)(敬称略)。 |