死刑廃止議連が策定中の「死刑廃止法案」の中身がほぼ固まりました。今秋の臨時国会に上程される予定です。終身刑を導入し死刑廃止を目指す法案で、運動内でも様々な議論がある手法です。
「刑法等の一部を改正する法律案」 一 死刑の廃止 死刑を廃止すること。 二 重無期刑(仮称)の創設等 1 死刑の代替刑として、現行の無期刑のほかに、重無期刑を創設すること。 2 重無期刑は、重無期懲役及び重無期禁固の二種類とすること。 3 重無期刑に処せられた者について、仮出獄を認めないこと。 三 重無期刑に処せられた者の恩赦について 重無期刑に処せられた者についての恩赦について、必要な整備をすること (*)制度の内容について、今後検討する必要がある。また、制度を整備する方法として、恩赦法を改正する方法と恩赦法施行規則を改正する方法の2つが考えられるが、いずれの方法をとるかについても、今後要検討。 四 刑の軽重について この法律による改正後の刑の軽重は、(1)重無期懲役、(2)重無期禁錮、(3)無期懲役、(4)無期禁錮、(5)有期懲役、(6)有期禁錮、(7)罰金、(8)拘留、(9)科料の順序によること。 |